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日本家族再生センター

グループワーク 支援・援助論

自己受容・・・あるがままの自分でOKってこと!!

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人の心は量子的とかパラドックスとか、私は人の心を説明するときにしばしばその発言をします。要するに、人は不一致や矛盾、不確実性やら偶然性を内包したカオス的存在で、その根本は決して合理的、かつ論理的な存在では在りません。

例えば、ある人が悪人であるか善人であるか、それは見る人によって違うだろうし、状況によっても違うでしょう。あなたは加害者よ、と言い募れば加害者としての反応が出てくるだろうし、あなたも被害者だよね・・と言って対応すれば、被害体験を語るでしょう。量子論でいう不確定性の原理というのかな、観測者の見方によって存在の在りようが変わるということ。

昨日の女ワークは、スカ参加五名、リアル参加六人、性別は男四人に女七名という集まりでした。内容は鬱の自動思考やら人格の分化についての簡単なおしゃべりとブスの25ケ条というワークと。

そもそも、多くの人は、自分とは何かというテーマで自分について考えることはあまりありません。考えるのはどうすれば家族とうまくやれるか、どうすれば勝てるか、どうすれば稼げるか・・・とか、自分をとりまく状況に対応できる自分になるにはどうすればいいのか・・などなど。そしてその思考法に拍車をかけるのが、こうすれば上手くやれる、こうあるべき、こうしてはダメ・・などなどの溢れる情報。学校も会社も、家庭でも・・いわゆる洗脳のための情報ばかりです。

そう、学校でも職場でも、カウンセリングルームでも、点数をつけられ、評価され、指導されたり治療されたり・・・怠けるとダメになる、勝手にやれば異常者になる、言うこと聞いて頑張らないと治らない・・・etc こうして多くの人は思考を支配され、身体も心もコントロールされる奴隷に成り下がってしまいます。本人は合理的な判断をしていて、主体的な自己だと認識しているから、そんな自分を疑うことはありません。

けれど、人の根本は合理的でも論理的でもなくて、矛盾を内包してますから、いずれ身体が抵抗をし、心が反逆してきます。鬱になったり、依存にはまったり、時には暴力になったり、犯罪に走ったり。ですから、私に言わせれば、そんな人たちは人として当たり前に機能していると言えなくも在りません。

とはいえ、その方達、困難を抱え辛い生活を強いられているとしたら、その仕組みからなんとか自立し、世間の洗脳からも解放されて欲しいもの。なにものにも縛られずとらわれず、自由に自分らしく生きて欲しいものです。そのための解放のセラピーがメンズカウンセリングですから。

昨日もワークの中で多くの方が語ったのが、ダメな自分、無力な自分、暴力的な自分、不安な自分・・などなど、改めなくてはならない自分と思つていたけれど、そんな自分にOKを出して、みんなに語り、みんなに聞いてもらうことで、そんな自分を許し、受け入れる気持ちができ、そんな自分が可愛く思える様になったと。

不思議なことに、そんな自分を受け入れ自分がいとおしく思える様になつたとき、人は自然に成長が再開され、生まれ直し、育ち直しが始まるのです。(そう言えば家族再生センターもその命名はjapan famyily rebirth centerで、生まれ直しという意味を込めました。)

その、生まれ直しや育ち直しには、心の産婆さんやら母親、乳母、保育者など様々な大人たちの関わりが必要ですが、それは心の未成長なその人のあるがままを受け入れ、その人の内包する心の成長する力を信じ、そのあるがままの育ちを促すということでしょう。世間の価値観で教育したり、指導したり、分析、評価すべきでは在りません。ですから、私はインテークの際の心理分析テストなんかは行いません。その人と私の出会いで始まる世界で一つの物語りに誘うだけ。その物語はまた多くの出会いに繋がり、新たな成長の糧を本人自身が獲得する様になります。私がワークで指導するわけでも教育するわけでもありません。

とかなんとかで・・・昨日のワークも楽しく面白く・・あっというまに過ぎましたとさ。ワークの後のランチはお蕎麦を・・・デザートはホットケーキでした。

転生庵で収穫したイチゴも・・・・

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