支援・援助論 料理

困難な時代必要なのは2 自己肯定感

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昨日のブログには株価の小反発から書き始めて、結局経済は悪化していくだろうし、様々な困難が待ち受けていると思うけれど、そんな時代に必要なのはサバイバルスキルだと書きました。前夜のメンズクッキングでも、当事者男性に生活スキルを高めていただくための位置付けで、開催しています。

衣食住に関する知識や技術は、社会の機能が衰えた時にはとても大切なものとなります。お金で買うということができなくなりますからね。

以前、少し揃えた農文協の「シリーズ聞き書き、日本の料理」だったか、日本全国に伝わる、戦前の庶民(多くは地方の農山漁村の人たち)の食文化を網羅した書物を読んだことがあります。

そこに書かれてあるのは、百年ほど前の庶民が地方でどうやって暮らしていたのか、その生活技術はとてつもない情報量を伴うもので、その地の自然環境やらそれを利用して生きていく知識や技術はとても高度なものであるということ。

実際私がこれまでに目にすることができた、いくつかの古民家はすべて、そんな暮らしを感じさせるもので溢れていました。また、私が購入した古民家(築百年少し)もそれらしきものは多々ありそうです。

過酷な環境の中で生き抜いていく知識やスキル・・現代人にはまったくないものですが、それらのわずかでもあれば、これからの過酷な時代を生き抜くには、役に立つに違いありません。そんな思いで、昨日のブログをアップしたわけですが・・・

昨日の株の終値はやはり下落で、昨夜のアメリカ市場も下落からスタートしていました。予想した通り、反発は一時的で、下落傾向は止まりません。FRBのゼロ金利も日銀の投資信託大量購入も、過剰金融になれきった市場マインドにはほとんど焼け石に水でした。

今までは、とにかく金を刷って刷って、大量に流せば景気は上向くとして、アベノミクスは金利をゼロにして、大量に日銀が株を購入してきたけれど、上がるのは株だけ、金融資産が膨れるだけで、実体経済は潤うことなく、人々の暮らしは豊かになるどころか、所得格差が広がり、ますます庶民は苦しくなりました。

もうこれ以上、金を刷って流しても、実態経済は拡大しないということが誰の目にも見え始めた・・・いわゆるバブルが弾けた・・ということになるのでしょう。とどのつまりは、膨れ上がった金融資産がどんどんやせ細り、ハイパーインフレか、それに値するデノミで帳尻を合わせるしかなくなるとか。

その際の経済の混乱はとてつもないもので、その混乱に乗じて戦乱・戦争が勃発するというのも世界の歴史です。

何れにしても、見通せない未来、対応しきれない困難は、とてつもない不安や恐怖を伴いますが、そんな時に冷静に判断し生き延びる人たちと、混乱し絶望する人とが出て来るのは世の常です。

私の父親が亡くなって、すでに35年。今の私の年齢で肺がんでなくなりましたが、彼は青年時代を上海で生活し、当時の上海は東京以上の国際都市で、欧米の文化が大量に入ると同時に中国の伝統文化も混在するという独特の社会だったようです。彼は、多少の中国語も話せたようだし、中国人の友人もいたようです。

商業高校を出た彼は、軍部の招集を受けるのですが、軟弱なモボ(モダンボーイ)の彼は試験をうければ下士官になれるけれど、下士官になると軍人として偉そうにできるけれど、任期が長いので、任期が二年の兵隊になるべく、落第するよう試験を白紙でだしたとか。

軍部はそれで怒ったのか、二等兵の父を中国の奥地に送ったそうな。戦線は悪化し二年どころか補給もなくなり何年も帰れなかったらしく、三百人ほどの部隊も五十人ほどしか生還できなかったとか。

その過酷な戦場の極限状況の中で多くの日本兵は残虐な行為もあれこれ行い、「とんやんき東洋鬼」と呼ばれ中国人に恐れられていました。が、父は中国語が話せるし、鬼になりきれなかったようで、捕虜を逃がしたりもしたと話してました。

やがて、敗戦となり父は命からがら日本に逃げ帰ったのだけれど、それを可能にしたのは、中国人と話せたということ、心を通わせたことであって、銃や剣ではないということ。これは私の推論ですが・・・。

日本に逃げ帰ったモボの父の物語はまだまだ続くのだけれど、それはまたいつか・・いずれにしても、人は困難の中で混乱し、恐怖に苛まれ、冷静さや思いやりを失い、鬼になったり、命を奪われたりするのだけれど、そんな状況のなかでも人としての尊厳や希望、愛や思いやりを失わずにいる人もいるわけです。

そんな人の態度の違いは、日常的にはわかりづらいものだけれど、状況が過酷になった時に、その違いははっきりわかるのかもしれません。またその違いは、どこから来るのか・・・結論を言えば自己肯定感のような気がします。

恐れず臆さず状況を受け入れ、その中で冷静に判断し、勇気を持って選択し、行動する力・・その力は・・・知識の力というより、自分という存在に対する自信や勇気、自己信頼感などなど・・・そんな風に考える私です。

お金さえあればなんでも買える時代が終わり、そんなに遠くない未来に、お金には価値がなくなり、生活するに必要なモノもなかなか手に入らなくなる・・・そんな時代が来るかもしれないと感じる私です。

見切りのイチゴで、イチゴタルト・・・うまかった。

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