DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

グループワーク

自分を守る・・・力じゃなくてね・・

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昨夜は小雨、あまり参加もないだろうと思ってたらなんのなんの・・センターでワークショップをやり始めて以来、最多の参加者になりました。ちょー満員御礼。おかげで私は立ち席でした。(笑)

たっちゃんのツボリラクゼーションの後のワーク、お題は「レスキューツール」でした。ファシリは立ち席の私です。

職場や家庭だけでなく、いつでもどこでも、私たちは、人間関係や状況で、あるいは困難な事態や腹ただしい状況、不安で辛い時期、などなど、耐えるのや乗り越えるのが難しい事態に陥る可能性があります。

そんな時、一人で耐えるとか努力して克服することで乗り越えられたらいいけれど、自分ひとりではどうやっても難しいこともあります。そんなとき、心や体が壊れないようにいろんな仕組みでその一時をやり過ごすことを無意識に行ってしまいます。フロイトの言う防衛機制というのもその一つ。心が乖離したり、転嫁したり、同化したり、合理化したり。また、アルコールやギャンブル、セックスやドラッグの高揚感で、自分の痛みや辛さに蓋してごまかしたり・・・DVやモラハラ、虐待もその一つでしょう。

いずれも、その場しのぎで、長期的には新たな問題の原因になるので、勧められたことではありません。が、それをやめろと言ってもやめられないのも当然で、しつこくいえばやめたふりするだけ。この辺り、世間の加害者プログラムは有効性が低いと言われることの所以です。

というわけで、問題の本質的解決を目指すなら、本人の問題として本人が本人一人で努力するのではなく、本人が信じてたそれまでの認知や行動様式を問い直し、基本0Sを入れ替える作業も不可欠。さらに、他者との関わりの中で、自分の問題を解決していくという視点も重要。要するに、自分を客観視し、他者との関わりの中で自己概念を変えていくということ。

男らしく毅然と忍耐努力して・・・という思考から・・辛いと認め、言語化し他者の支援を求める・・そんな思考への転換が必要・・。時には他者に対する依存的態度も必要・・

ある女性参加者の「辛いよねーって女は初めから言葉にするよ」って発言に、男と女の対人関係の基本的違いに気づいて愕然としたと言う男性もいたり。

そうそう、新規参加者も何人かいたので、ウェルカムメッセージも語ってもらったけれど、ほとんどの男性参加者が、自分はDV男です・・まだまだDV魂が抜けてません・・モラハラでかあちゃんに逃げられました・・などなど、世間では簡単には言えない、聞けない発言がさらさら楽しげに出てきてました。

一見、なんたる場だ・・危険な集まりだ・・と批判されそうなシチュエーションだけれど、あるがままの自分を受け入れ、言語化し、かつ、その問題に向き合い、問題がなくなるよう、みんなで考えるという態度こそが、暴力問題をなくしていく唯一の方法です。

えらいセンセの理屈を頭で覚え、その理屈で自分を縛っても、結局抑えきれない情動が新たな問題となって爆発するだけ・・・世間でいくらセンセ方が集まって加害者プログラムの理屈をこねくり回しても所詮茶番です。利権のための支援の構造作りにしかならないでしょう。

そんなこんなで、昨夜は賑やかで楽しい、女も参加した男のための非暴力グループワークでした。

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