支援・援助論

点数じゃなくて・・心の基礎を打ち込んでくれぃ

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男女年齢にかかわらず、いろんな方が困難を抱えて私のところに来られます。先日はテレビのワイドショーに出たせいもあってか、引きこもりや家庭内暴力に悩む方たちから連絡がひっきりなしに入ります。

もちろん、それ以前にもDVやモラハラの加害・被害両当事者の相談は多くありました。そんな私が多くの当事者のお話を聞いて理解しているのは、こういった家族間の問題を抱えた人たちの多くは、真面目で努力家だということ。

いつも話すことだけれど、いわゆるDV加害者と言われる方たちはそれなりの地位や学歴をもった方たちが多いということ。ビッグスリーは、教員、医師、僧侶、です。この方たちの共通項は、権威や権力を持っていること、地域の中でそれなりの模範的存在であること、弱音を吐けず相談にも行けないこと。

権威権力で相手がしたがってくれていれば問題は起こらないけれど、家族は権威権力では動いてくれません。そんな家族に対して適切な関係を作る対人スキルがないので、家族の抵抗が本人の防衛的心理を誘発して、パワーコントロールに走ってしまいがち。世間では立派な方なのに、家族に対しては暴力男になるのは、そういうこと。

これはDVモラハラだけではなくて、引きこもりや摂食障害、自傷・他害などに至る方たちにも言えることで、その多くの方たちはセンシティブで真面目、従順で控えめだったり、それなりに努力家だったり。

そんな方たちがなぜ、暴力や問題行動を起こすのか・・ここは、意識と無意識の問題があります。フロイトの言うに、人の行動は情動(無意識)に支配されていて、意識(思考)はその正当化に使われているということ。加害者は暴力を正当化するというのはある意味当然のことなのです。

ところが、この無意識領域については、本人は自分のことなのに理解できてないし、いわゆる知識領域での教育では対応できません。なのに、世間の価値観は、無意識領域をないものと考え、意識だけで判断していると考えるから教育で問題解決できると考えます。人権教育だの加害者教育だの。

でもねぇ、そんな教育は知識としては頭に入るけれど、無意識領域には必ずしも届くわけではありません。生育の中の体験から無意識に刷り込んだ認知と、意識領域で学んだ知識が不一致だと、常に葛藤が生ずるし、状況によって本人も自分をコントロールできないことも生じてしまいます。

このことを説明するのに、私は「心の基礎」を話します。大きな建物を立てるときは、硬い地盤に届くまでのぶっとい基礎を打ち込みます。この基礎はあとから見えるものではないし、あるのかないのかも知らない人にはわかりません。また、地震でもない限り、あってもなくても問題はありません。

人の心も同じで、ふっとい基礎が打ち込まれている人と、基礎のないところに立派な建物を建てた人と、一見同じだけれど、何かことがあった時に、基礎のない方は簡単に壊れるけれど、基礎がしっかりあれば、大きく揺れて多少の被害はあっても、建物が壊れることはありません。

学歴とか、成績とか、こういった知識領域だけで頭でっかちになって、心の基礎が打ち込まれてない人って・・右肩上がりの平穏な時代ならいざ知らず、経済も政治も不安定な現在はハイリスクな生活にならざるをえません。そのリスクは、些細なことで暴力や心身の病、依存や問題行動を誘発してしまいます。

昨今騒がれている引きこもりや家族間暴力の問題も根っこはこの辺りにあって、長年続いている、心を大切に扱わない文教政策、家族意識、にあるでしょう。

子育てする時には、目先の成績やら学歴にばかり目を向けるのはやめて、二十年三十年先を見据えて、心の基礎をしっかりと打ち込んで欲しいもの。心の基礎・・自己肯定感ともいうけれどね。とはいえ、親自身が自己肯定感も低く依存的だから・・もう無理かなあ。・・・大丈夫、私のところにきてくれればなんとかなるし。

昨日帰宅時に見た沈む三日月・・

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