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日本家族再生センター

グループワーク

モチベーションはどこから? 不安? 怒り? 快感?

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昨日の女ワーク・・・なんと、女の参加が二人、私を含め男が三人、男の方が多い集まりになりました。お題は「私のモチベーション」。

私たちが考えたり行動したりする、その動機はフロイトに言わせれば、無意識領域の心の動きがあります。いわゆる情動でしょうか。それはDNAにプログラムされたOSと体験によってインストールされるアプリとの組み合わせでできた心のプログラム。無意識だから普段は本人も気づきません。

日頃は気づかないその無意識の情動について意識化してみるのがワークの狙いです。自分はなぜ◯◯したいのか、▽▽したいのか、自己洞察してもらいました。

みんなで対話しているうちに理解が進むのは、それぞれのモチベーションの中にもいろいろあって、不安だったり、承認欲求だったり、快感だったり、自己満足や自己実現だったり。そしてその割合は人それぞれ。

そしてそんな性格特性は簡単には変えられないということと、そのことを理解できたら、相手の問題ではなく自分の問題として問題を捉えることができて自分の行動修正につなげられるということの気づきでした。

これは私の推論だけれど、自分で性格特性は変えられなくても、行動が変われば周囲の対応が変わり、結果本人の周囲に対する認知や情動も徐々に無意識下に変わっていくのではないかと。この辺りが、メンズプログラムの醍醐味です。

グループワークを半年から数年ほど続けている人がしばしば語るのは「周囲の人に、この頃お前変わったね、と言われたんです」ということ。本人が意識していない変化を周囲の人は感じているということ。無意識の変化だからそういうものでしょう。逆に、ワーク参加し始めた頃の人は、知識としてはわかってきて、なんとなく自分でも自分が変わったような気がして、「自分は変わったんだ、どうだ」と知識をひけらかす人もいるけれど、周囲の人は「ああっこいつなんも変わってないわ」と。夫婦でもよくある話(笑)

知識(認知)を変えるためのアプローチは脱暴力プログラムには不可欠だけれど、それだけでは不十分で、情動の部分にまで変化をもたらすアプローチでないと有効性は上がりません。このあたり、某著名な加害者プログラムの主催者が「私たちのプログラムでも有効性は高くありません」と吐露するところ。(だったらやめればいいのに、なんで?)

ワークの後のランチはおうどん・・

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