一昨夜は男ワーク、女性二名を加えて満員御礼に。ファシリは私でワークは「家族ってどんなの?」で、いろんな人間関係について、それが家族か家族でないか、それぞれの家族間を語り合っていただきました。
結果わかるのは、家族の形に正解はないということ。自分の価値観を家族を押し付けていては、一人一人が大切にされる家族にはならないということ、などなど。いずれにしても、家族のいろんな形に刺激されてそれぞれが自分の価値観を確認する作業でした。
家族が家族であるために必要なのは何なのか、なかなか客観的に判断するのは難しいもの。それは家族はかくあるべしという常識や家意識が、一人一人を生きづらくせているし、時にはモラハラやDVにもなってしまいます。
反省して、DVはもうしません、といくら謝ったところで、なぜDVになったか、どうすればそれを回避できるのか、そのあたり具体的なことがわからない限り、DVを終わらせることはむりでしょう。その辺り、DVはなおらないと言われる所以でしょう。確かに反省してもなおるわけはないのですから。
でもねえ、ほんとに反省して、もうやらないと懇願してる男がまたしばらくすると繰り返してしまうのだから、DVはなおらない、と世間で言われるのも無理はないでしょう。そう、なおるわけはないのです。なぜならまともな脱暴力支援がないのだから。
ということで、加害者プログラムを普及させようという動きもあるのだけれど、その動き、いわゆる被害者支援の価値観にとらわれた人たちの、反省プログラムなので、有効性について疑問視する私です。行政も巻き込んでの動きなので、ある程度政治的に進められるだろうけど、結局予算だけつけて利権化するけれど、DV根絶には役立たないという結果になるのがオチ、と私は判断しています。
ま、当事者の回復が真実を表します。私はちまちまやり続けますが、当事者が真実を語ってくれるでしょう。