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日本家族再生センター

カウンセリング日記

若者失踪三万人・・・そりゃそうだ。

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今夜のNスペで「失踪- 若者行方不明三万人」をやってました。番組の七割がたみたけれど、胸痛んでね。なにがって、私に言わせれば起こるべくして起こってる現実で、不思議でも異常でもないことだし、解決策も簡単なことなのに、それを社会は全く理解できてないからねぇ。

十代、二十代の若者がSNSを通じて親の知らない人間関係を作って、突然家を出て行って帰らない、と、まるでスマホやらSNS、さらにそれを悪用して若者を引きずり込もうとする男たちが問題、かのごとく受け取れるような番組にしてたしねえ。

中でそんな若者の支援をおこなうNPOの活動もかなりレポートされてたし、その趣旨も視点も悪くはないけれど、ちょいと行政により過ぎてるんでないかいってところが気になるところ。

逆に行政やら福祉やらとは無縁に、そんな若者を働かせ宿も、それなりの給料も出してる居酒屋に対しては、居場所をなくした若者を募集することを悪いとは思わないのか、とか、家出を助長させてるのではないのかという質問を出したりしてる、番組サイドのバカっぷり。さすが犬HK。

じっさい、善意のNPOに拾われた17女子には二日目にトンズラされてるけれど、居酒屋に働く若者は半数が家出人で、長期間働き定着している現実。犬HKは権力寄り、体制寄りっていうのがよくわかる。

何が問題かっていうと家出する若者の問題ではなくて、家にこどもの居場所がない(部屋の問題ちゃうよ)家庭の有り様の問題。それは家族ファンタジーを信じる大人たちやそんな大人たちが作る社会の問題に他なりません。

子供達から、自由な時間、空間、人間関係を奪って、細かくコントロールし価値観を押し付けてくる暴力的な親の問題。子供達にしてみれば、自分なんか家にはいない方がいい人間、このままでは生きていけない、死ぬくらいなら家を出よう、家を出て自由になって生きれるか死ぬか・・家にいても死ぬんだから・・くらいの気持ちでしょうかねぇ。

子供達がそこまで追い詰められていることには、実は親はまったく気づかない。子供が家出して初めて子供が思いつめてたことに気づく・・・・

これって何かと似てますよねえ、そうDVで妻が逃げ出すパターン。問題は家族の力関係とか家族役割。そう家族ファンタジーが問題の本質。そのあたり、マスコミはもちろん社会全体も気づいてないしねー。善悪とか、優劣とか、出来不出来とかで人を評価する社会の有り様、家族の有り様そのものが問題なんよね。ここを叩かないで問題を個々の子供の問題、家庭の問題に転嫁しててもねぇ、なんもわかんないし解決もしない・・・と思うけれど、どうでしょね、みなさん。

 

 

 

 

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