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セラピーと性・・・蓋しちゃダメ・・女の性的自己決定

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最近立て続けに女性クライアントの性のお話を聞くことになりました。一つは性に対する嫌悪感、一つは性に対する飢餓感・・・まったく別の悩みとしてお聞きするわけだけれど、根は共通する問題、女に対する性の抑圧です。

いずれも語り合う中で性の商品化・・いわゆるセックスワークもテーマになってきます。なぜ売春があるのか、売る側の都合、買う側の都合とそれを取り巻く社会状況や性意識などなど・・善悪ではなくて、そういう性の有り様に対して自分がどういう気持ちになって、それはなぜなのか・・・

その辺りについて、お聴きするだけではなく、しっかり語り合いました。結局、行き着くのは問題の本質、自由に語れない、自由に性的自己決定が行使できないということ。

誰かがカレーを食べようがラーメンを食べようが、どこで誰と食べようと、誰も文句言う筋合いではありませんし、問題にはなりませんし、自由に語って自由に表現もできます。

けれど、ことが食欲ではなくて性欲に関することになると、たちまち自己決定は否定され、誰と誰がどんなセックスをしたかしないかということについて、世間では大騒ぎだし、そのことはごくうちうちの間でしか語れません。他人には関係ないことなのに。

その語れない、自己決定できない、ということから悩みや困難が発生するわけですが、私はクライアントが何を語ってくれても自由だしどんな話も敬意や好意の念をもってお聴きします。またそれに対して、私なりに自然に反応させていただきます。私自身は男としてでもなく女としてでもなく。要求があるなら男としてあるいは女として。

そんな私が返すのは、嫌悪感を感じなくて済むようになるには、どうすればいいか考えましょ、ということだったり、うまく心地よいセックスをするにはどうすればいいか、これまた一緒に考えましょ・・ということだったり。要は抑圧からクライアントが解放され自己決定していくためのお手伝い。間違ってもクライアントのセクシャリティーや性的自己決定を否定したり抑圧したりすることはありません。また巻き込まれることもありません。(ずっと以前、妄想して退職し恨み抱えたスタッフには大きく巻き込まれて、やってもないのにセクハラカウンセラーにされちまったけれど。)

私のそんなカウンセリングは抑圧大好きな世間の価値観からは破廉恥だったり非常識だったり、時には違法行為の教唆だったりするわけだけれど・・、私はそんなクライアントとは共犯者であっても構いません。彼女たちが幸せになってくれるなら。

そうそう先日は一件離婚のお知らせがありました。結婚にいろいろ困難を感じておられた女性ですから、離婚は大きな第一歩・・・ためらわずに「おめでとう、お疲れ様」を言ってた私です。夫婦であってもなくても性の自己決定は侵されてはなりませんよね。

性の問題に限らず、女の悩み・・女だから聴けるわけでもないし・・・なのになぜか私には語ってくれるのは、私があらゆる価値観から自由であることや権力構造を持ち込まないからでしょうね・・女のセラピストにはこの辺りしっかり考えてもらいたいし、学んで欲しいのだけれど、権威を持った女セラピスト・・私に学ぶなんて・・ありえないよね。(笑)

 

一ヶ月近く咲き続けてる?エアプランツの花・・・

 

 

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