私は家族幻想、対幻想を否定的に書くことが多いけれど、それは、家族幻想では幸せになれないよって、言いたいから。結婚したら幸せになれる、離婚したら不幸、子供がいないと半人前、などなど、根拠なき家族ファンタジーにとらわれて現実と向き合うことをせずにやがて不幸になった時に、その理由も対策もわからず、傷つけあってばかりの人が多いからね。
かくいう私も40年ほどまえに「うっかり結婚」したけれど、初日に、リスクを引き受けたくなくて、ダブルポケットや家事折半の申し出をしました。幸い、その申し出をあっさり引き受けてくれて、結婚がスタートしたわけです。
あれから40年の間に、あれこれいろいろあったけれど、お互い法律で縛ることはしたくないので、双方が離婚届にサインしていつでも出せるようにしています。書式が変わって、それは今は多分使えないだろうけれど。
何れにしても、私と連れ合いが離婚しないのは、離婚する動機が今のところないからと言えなくもないし、逆に言えば法律で縛る必要もなくて、相互信頼、相互利益で繋がってるから・・・でしょうか。双方とも一応自立しているので、別れて生活しようと思えばできないこともないけれど、その必要もないというところ。
とはいえ、私は連れ合いとの関係は家庭という共有部分でだけで繋がっているわけで、それぞれのプライベートな世界には一切介入もしません。彼女が誰と何をしようと口出しもしないし、関知することもありません。
仕事での関わりと言えば、私の仕事場を買うのに連れ合いにも借金したけれど、それは本当にビジネスライクな契約で、毎月確実に返済しています。そして、金を借りたけれど、私の仕事は私個人の活動なので、連れ合いを巻き込むことはありません。忙しくても手伝ってくれとも言わないし、仕事上のリスクが及ばないように、私の活動の表面に家族を持ち出すこともありません。家族ファンタジー大好きな世間の価値観からすれば少々冷たいように感じられるかもしれませんけれどね。実際、冤罪セクハラ訴訟ではかなり迷惑をかけたけれど、それで崩れるほどの関係でもありません。
そんな私、連れ合いを養ったり、モノを買ったり、旅行に連れてったりなんてこともしないし、できません。金ないしね。それくらいのことは連れ合いは自分でやってます。
でね、先日連れ合いのバースデーだったわけ・・・で、私と連れ合いが特に冷めた関係でもないし、変に気遣いし合う関係でもないしってことを一度表明しておいたほうがいいのかなって思って・・・
今年はお花のプレゼント。近所にできた花屋さんで買いました。
それに恒例の手作りケーキ
たまには、連れ合いに喜んでもらうのも悪くないしね。私の懐がさほど痛むわけでもないし。お花もお菓子作りも好きでやってることだしね。
そうそう、今日は久々にホームセンターで花苗を買ったけれど、売れ残り見切り価格の苗をつい買ってしまうんよねえ。
金魚草、なでしこ、オキザリス、桜草