今朝は小雨の中、出勤はバイクでした。いつものように自宅前の道路から大通りに出て右折するのですが、右も左も、見える車は遠いので、大丈夫と判断してバイクを出しました。
右折して直進に移る頃、突然バイク左側に普通車が接触、私はふらふらしつつも減速してバイクを安定させました。普通車は前進して前の信号手前で停車しました。
低速で追い抜きざまにその車のドライバーを覗き込んでみると、かなりの爺さんで、少々驚いてる様子。かなりの音がしたので、車には少々傷が入ってるかもしれませんが、こちらはどうってこともないので、問題視するつもりもなく、爺さんにオッケーサインを出したら、爺さんも安心した様子だったので、そのまま交差点を進みました。この時間はほんの数秒・・・の出来事。
過失はどっちもどっちだけれど、私の読みが甘かったというのもあるでしょう。距離は十分あったし、相手は減速するだろうというのは常識的な判断で、間違ってはないけれど、相手が前が見えてないとか、判断に時間がかかるとかの高齢者の場合や、飲酒運転、ながら運転の場合、この常識的な判断が通じないことも当然あります。
相手の常識に委ねるというのは、ある意味怖いことで、常識は通じないこともある、との前提で判断しないと、思わぬトラブルに巻き込まれてしまいます。これは交通事故でも人間関係でも同じ。
私は四輪免許は持ってないけれど、二連免許は16歳から持ってるので、47年の実績のあるライダーです。若い頃は泥酔で運転してたり、無謀な運転をやってたけれど、この三十年ほどは、飛ばしはしても無謀な運転はしてません。で、怪我したりバイクが壊れたりするような事故にあったこともありません。今回のような接触事故も初めて。幸い、接触事故とはいうものの、たいそなことにもならずに済んだのはラッキーでした。
自分は間違いなく行動してるから問題は起きない、と考えるのではなく、どんなに気をつけてても、間違いなく行動しても、問題が起きるときは起きる、世界は善悪・正誤で動いているのではなく、偶然や確率、いわゆる量子的に動いていると考えたほうがいいと私は考えます。
ということで、今回の出来事は、改めていい学びにしたいと思いましたとさ。