DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

カウンセリング日記

アホでよかった・・・・

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私は日頃からこ難しいことを書いてるから、私が賢い人なんて感じてられる人もいるのではないかと思うけれど・・・実は、私、賢くないどころかアホなんですね。子供の頃から計算はできない、漢字は覚えられない、楽譜も読めない・・・今でいうLD児でしょう。いつもセンセともめて、授業妨害みたいなことばかりしてましたね。

けれど、うちでは両親はそんな私を問題視することなく普通に接してくれてましたから、私は自分に問題があるとは思わずにすみました。学校で問題が起こるのはセンセの指導がおかしいから、とマジで考えてたし、それは今も変わりません。

たしかにセンセたちの言う通り、そんな私は社会に適応することが難しく不安障害やアルコール依存になり、やがてドロップアウトの人生を送ることになります。

けれど、幸いなことに、事故って死んだり、心病んで死を選ぶことも、罪を犯して塀の向こうに入れられたりもなく、今は援助施設の代表として日々、悩める人たちに寄り添う仕事をさせていただいてます。

私が今、こうしてあるのは子供の頃の両親の受容的な態度と、こんな仕事を始めた私を信じ、支えてくれた当事者の方たち、常に寄り添ってくれた家族や愛する友人たち、そしてなにより、こんな私を全て導いてくれた大いなる力の存在でしょうか。

こんな私だから、どんな方がどんな悩みを話されても、動じることも揺らぐことも逃げることもなく、じっくりとしっかりとお聴きし、回復の物語を紡ぐことができます。

先日も子供の暴力で悩む親御さんのお話を聴かせていただきました。悩む親の気持ちも暴力で訴えるしかない子供の気持ちも、どちらもよくわかるし、どうやればもつれた関係が解けるのかそのパズルのようなプロセスもみえてきます。これは誰かに学んだ事というより、過去の私が教えてくれる直感的な判断のようです。

いろんなお話を聴かせていただいてつくづく思うのは、アホで、不安発作を患い、アルコール依存で、仕事も続けられなかった自分、などなど・・。今から思えばその、クソのような体験が、今の私の当事者に対する無条件の受容の力、共感の力、物語を紡ぐ力の源になっているのでしょう。ほんとにありがたいものです。

そう、はじめの話だけれど、私がアホか賢いかって所だけれど、昔の私はLDだけれど、言語の理解力だけは優れてて、言葉を聞いたり読んで理解するのはとても簡単。漢字は覚えられないけれど文章問題はすぐに理解できたし、理科も直感的に理解できたので国語、理科は勉強しなくてもそれなりの点数は取れました。

こんな私だから、人の言葉や心を理解する今の仕事は、大して学びがなくても、難しくも感じないでやれるのだろうと思います。あっ少しは学んでるけれどね。(笑)

 

お昼頃、ほんのり色づいてきた酔芙蓉

 

 

突然の激しい雷雨

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