カウンセリング日記

ジェンダーと法

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昨日はメンズカウンセリング協会の公開講座「メンズカウンセリング講座」第三講でした。

関東方面からの参加もあったけれど、いつもながらにこじんまりとしたアットホームな集まりに。

今回のお題は「ジェンダーと法」というテーマで性にまつわる法律や事件、支援について、おしゃべりさせていただきました。

DVや引き離し問題、だけではなく、依存や犯罪など様々な問題の背後にある、法律や制度、意識、価値観などについて深く広く語らせていただきました。

様々な問題が起こった時、誰が悪いのかと悪者探しをし、悪者を排除するか制裁することで問題解決すると多くの人は考えるけれど、それでは本質的な解決にはならないし、形を変えて問題は再発し連鎖していきます。

しかも、多くの専門家も行政の支援職員も結局は縦割りで責任範囲でしか動かず、リスクを負ってまでネットワークしようとしないし、目の前の当事者の表面的な問題だけにフォーカスして支援するので、当事者の抱える本質的な問題解決には至りません。

そのあたり、問題の背後の社会病理や本人の深い無意識領域までマクロからミクロまで視点をズームしながら支援していくことの難しさや、それを可能にしうるメンズカウンセリングの可能性について語らせていただきました。

参加者との対話の中で、ナラティブやオープンダイアローグとの相違やそれらの限界とメンズの将来性も語られました。それは、セラピーに権力構造を持ち込まないという時セラピーに関わる範囲について、メンズは援助者と当事者が生きてる社会全体をセラピーの対象範囲とするということでしょうか。

セラピストがパワーコントロール社会の中でパワーコントロールすることでセラピストとしてのポジションを得ていたとしたら、その社会の中でクライアントはコントロールされるポジションに立たされているということ。これではセラピーに権力構造を持ち込まないという価値観と矛盾します。ですから、ナラティブもオープンダイアローグもセラピーの範囲を個々の家庭か小さな地域社会に限定するしかありません。(欧米の個人主義的な価値観や人権意識のある社会ではナラティブも、オープンダイアローグも、同じスキルを用いてもセラピーの質として変わってくるのかもしれません。)

それにしても、援助論としては世界最先端のものを実践しているメンズカウンセリングと妄想する私、この当事者性の支援を啓発し当事者視点で援助できる援助者を育てたいと模索中。なんだけどなぁ・・なんせアホで無力・・五里霧中・・・うまい手立てはないものかしらん。

 

 

 

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