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日本家族再生センター

カウンセリング日記

奪う愛・手放す愛

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昨夜は男のワーク・・女性も二名の参加。ファシリはテルさん。お題は久々の絵本ワーク。

 

絵本は

 

マージョリー・ニューマン文 パトリック・ベンソン絵 の「あいしているから」でした。

もぐらのモールくんが巣から落ちて親を失ったひな鳥を拾ってきて飼い始めるのだけれど・・・

簡単な物語だけれど、メタファーとしてはとても大切なテーマが描かれています。一つには、愛とは何かということ。もう一つには教えるということはどういうことかということ。

相手を世話し大切に守るために自分のコントロール下に置くこと、これが愛と言っても嘘ではありません。子供を育てる親の心はそんなもの。

自分とは関わりない相手の自由や幸せを喜び遠くから見守るのも大切な愛の形。

この愛の違いをモールくんは学んでいくけれど、その学びはお父さんやお母さんの説教から得たものではありません。

モールくんが自由に飛ぶ鳥たちの姿を見、鳥のように飛ぶ疑似体験をしたことから、自ら気づき学んでいくのだけれど、その体験を得られるようさりげなく導いたのがモールくんのおじいさん。

理屈で説教してもダメ、ほんとの学びにはなりません。自らを知り、他者を知り、関係を理解することで気づきや学びを得る、人の成長や真の学びとはそういうもの。

気づきとか、気づくとかは Noticeとか aware とか言うらしいけれど、それって教えるということではないよねぇ。上から説教しても意味ないってことなんだけれど、もぐらのモールくんでも気づいたこのことに、エライせんせたちが気づかないなんて、私には不思議。

ワークの後は数人が残っておしゃべりの続きを遅くまで楽しんだってさ。


 

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