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日本家族再生センター

カウンセリング日記

場が育つ・・場が育てる・・・グルナイマジック

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昨夜は月一恒例のグルメナイト。大人はDVだの離婚だの家族問題の当事者男女が11名子供は三歳から高校生まで8人。さすがにこれだけ入ると、場は混沌としてきます。

グルメナイトなので、私のクッキング修行として、かなりの量のメニューを用意してます。食べきれるはずもない量を作るわけですが、残った料理や食材をちまちま消費するのも追いつかないので、いい加減に大量制作はやめて、料理はほどほどにむしろホスト修行に励んだほうがいいのかも。

グルメナイトはオープンは19時頃だけれど、本格的に集まりだすのは20時過ぎ。21時頃にはちょー賑やかに笑い声やら語り合う声が。

子供達もゲームに励んだり、よそのおじちゃんおばちゃんと遊んだり。そんな子供のそばで、DVだの離婚だの支配だのコントロールだの、多少酔いの回った大人たちが議論を交わしてたり・・。

世間ではありえない状況だけれど、初めて参加した三歳児のママは、「この子がこんなに楽しそうにしてるのは初めてみた」と不思議そう。「私も初参加と思えないほど、気楽に楽しめた」と。

私が何かしてるわけではなく、私はたんたんとメニューのオーダーをこなしてるだけ。大人も子供も、したいようにして話したいことを話してるだけ。

いわゆるDVの被害者と加害者が同席して酒を飲みつつおバカな語りを楽しむなんて光景は理解されにくいだろうけれど、それで事故もおこらないし、特に場が不穏になることもありません。

不思議といえば不思議だけれど、場を支配する力がみんなを守っているのかもしれません。場の力・・場力・・「ばりき」とでもいうのかな。このばりきは参加者が作り出す雰囲気の力で、長年参加している大人やそこで育ってきた子供達の力によるところが大きいようです。

その雰囲気を説明するとすれば、教育者や権力者などいろんな意味でコントローラーがいないということ。DVコントローラーが誰かをコントロールをしようとすると、それに抵抗する態度や発言がいわゆる被害者サイドから即時発せられて、バランスが保たれていること。

また参加した大人たちは世間の価値観で子供をコントロールしないし、子供のあるがままを認めて、一緒に遊びたい大人は一緒に遊び、そうでない大人は、こどもをほっとくことができるということ。私も、子供達にぎゅーっとハグハグしたり肩を組んだり、スキンシップも楽しみます。

たとえ月に一度でも、多くの大人たちに大切にされ見守られているという安心感を感じる子供達にとっても、加害被害を超えて生身の様々な当事者と語り合う大人にとっても、心の居場所、学びや癒し、成長の場として存在してるのかもしれません。

こんなグルナイは大人に取ってもこどもにとっても、居心地がよく、存分に心も体も楽しめる場、癒し合い育ち合う場になってくれてるようでありがたいものです。

グルナイで育った大人も子供も、きっと自己肯定感、自己信頼感は高くなってるんだろうな・・とこれは私の妄想です。

今日はお泊り組もなくて最後の参加者が帰られたのは午前二時半頃。それから後片付けして帰宅したのは午前四時半頃。それにしても、こんなおバカなことを楽しめるのも私がちょータフだからなんでしょね。ありがたいありがたい。

 

 

零時近く終電で帰る参加者は玄関でみんなに見送られ・・

 

 

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