DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

グループワーク 支援記録

銀座の学びも暑かった・・・ 

更新日:

銀座で朝一の勉強会、もともとはミニゼミと称してこじんまりと学んでた集まりだったけれど、最近は参加者が増えてきたのでセミナールームで開催しています。が、極力講義形式にはしたくないので、みなさんの発言を促しながら、私のおしゃべりをすすめました。内容は防衛機制です。

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フロイトは無意識の存在を訴え、超自我とイドの間で葛藤するのが自我だと仮説立てました。これはこれでわかりやすい説明だけれど、自我とは何かという説明にはなりません。

そこで私は私なりの解釈を語らせていただきました。自己とは何か・・・過去の体験とその時の情動の記憶の蓄積が自己概念を作るとの理解です。それらの記憶は言語によって意味づけられます。

とはいえ、人はすべて、身体も環境も違うから、同じ体験ということはありえず、一人一人、すべての言葉は人によって意味が異なります。当然自己概念も個々それぞれでしょう。けれど、感じることや考えることがみんな違うと、社会を作るのも難しい・・・そこで、ある程度、みんなが同じ概念を共有すべく、規範ができ、法律ができたのかもしれません。この辺りから、フロイトのいう葛藤する自我という無意識の構造が出来上がるのかもしれません。

家族をめぐる悩みや苦しみもこの辺りが根源なのかもしれません。離婚したから悲しいとか、子供に会えないから辛い、というのは単に状況だけの問題ではない様ですが、それらの葛藤から自我が壊れない様、無意識に自我を防衛する心理的な仕組みが防衛機制と言うらしい。

抑圧やら、同一化、逃避、乖離、などいろんな仕組みがありますが、それらは一般に病的状況とされています。それを取り除くのが治療でありセラピーだということでしょう。結果として、それらがなくなる様私は支援していくわけですが、私の場合、人の心はすべて一人一人別物で、他人が測ることはできないと考えるので、その人の心の世界を共有し、その人がいかに楽に生きていけるか、物語を共有し、その人が生きるべき道を選択できるよう支援するのが私の仕事。病理化して無くすべき症状を治療するという立場には立ちませんしたてません。

そんなことを語らせていただいたゼミのあとは、ワークが二つ。一つ目のワークが「逃走と闘争の間」で、戦うことや勝ち負けにこだわらずいろんな対人関係上の選択肢があるけれど、それらについて気づいてない人がおおいよねって気づいてくれたらありがたいです。

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二つ目のワークがインタビューゲームで、いろんな方と自分を語ったり、聞いたりしていただきました。他人と語ることで、自分の姿がよく見えてくるというもの。

ワークの後は、カウンセリングが六件・・・なんと朝から夜バスまでほとんど休みなく、聞いてるか話してるかの13時間・・・しかも、前夜も当夜も夜バスで寝不足という状況なのに・・・なんだこのタフさは・・・

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帰りのバスではほとんど寝られず・・
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事務所では野生の百合が咲いてました。
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