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傷ついた心達の解放区・・・何物にも、縛られない語りの場

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昨日の女ワーク・・参加者は六名とやや少なかったけれど、私の「親の不安が子を潰す」という語りの後のワークのお題は「こわいの飛んでけ」というもの。

参加者のほとんどは生育の中で力無い親に受容されることなく、激しいコントロールを受け続けていたり、ネグレクトで必要な心の栄養を与えてもらえていなかったりと、本人の責任ではないのに、親の不安や困難を引き受けさせられて育っています。その不安や困難は容易に連鎖しますが、生育のごく初期の段階であれば記憶にも残らないし意識化されることもありません。ですから、本人の心の問題は本人の固有の問題と思ってしまうし、セラピストも、その個人の問題として個人をなんとかしようとします。

でもねぇ・・親の問題を連鎖させた人にとって、問題の本質は親の問題で、本人の問題ではありません。ある意味生育環境に適応した結果であり、人としてちゃんと機能しているといえなくもありません。ですから、私の発する言葉としては「あなたが悪いわけでもないし、あなたが異常な人であるわけでもない」と。ただ「無意識に連鎖してしまった不安や困難は早々に手放せたらいいよね」・・ということに。

で、そのために・・自由な語りが可能になるべく、私はワークの場をそのための場にしていきます。どんな語りがなされてもOKだし、その語りを批判したり批評することもせず、今まで抑圧されて語れなかった、非常識な・・アモラルな・・犯罪的な・・語りもたんたんと、みんなが語り合い、聞き合うという場にしていきます。

そのために、私は世間の価値観、常識、モラル、法律などをその場に持ち込まないように心がけます。そう、今まで語ることを許されなかった、体験や思いをしっかり語り、自分の人生を、体験を肯定していってもらいます。どんな厳しく辛い体験も一人で負って生き延びてきたその尊厳に気づいてもらいます。かわいそうでもみじめでも顰蹙でもなく、ただ、生きてきた自分に対する自己肯定やら自己信頼を獲得してもらいます。それを可能にするのが、心の解放区であり本当の癒しや回復の場と言えるでしょう。

でもねえ、こういうことが可能になるにはセラピストが世間の当たり前やら、常識や権力構造、に依存してたらまず、無理なんよねぇ。やってないのにセクハラカウンセラーにされちまったけれど、それすらネタにして、楽しく堂々と生きてる私だからできることかもしれません。マスコミ、行政、アカデミズムなどなど世間から干されてる私だからこそね。

 

センター玄関にやってきたアブラゼミ・・・と散歩で拾ったニイニイゼミの死体

鳴き声はクマゼミばかりの昨今だけれど、アブラゼミやらニイニイゼミがいることを知れて、ちょっと嬉しくなりましたとさ。

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