DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

カウンセリング日記 グループワーク 支援・援助論

ぬるま湯もいいけれど・・・

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私はグループワークやらメンカン講座、研修、合宿、シェルター、アドボカシー、グルメナイトなど複合的支援を行ってるけれど、傷ついてたり困難の渦中にある当事者が、それ以上傷つかないように、あるいは、さらに拗れることのないように、緊急的な支援をまず行います。

が、緊急時を脱した後は少しずつ回復やら修復のための支援に繋げていきます。そのひとつがグループワークです。私の行うグループワークは「言いっぱなし、聞きっぱなし」ではないし、ディスカッションでもありません。

基本、順番に一人ずつ自分を語る、他者の語りを聞く、さらにそのあとで気づきや感想などをまた順番に語る、という仕組みで語っていただいてます。語りに対して批判や攻撃、評価はしない、という約束事にしていますし、語らない自由も保障されています。これで初めての参加者でも比較的安全安心に場に参加することが可能になります。

けれど、この方式では対話にはならないし、語りに対する感想もある程度制限されてしまいます。本音でのやり取りも難しく、対話を深めることで得られる個別の相互信頼や相互理解も難しくなります。そうです、居心地はいいけれど成長や癒しに必要な「刺激」が得られません。

というわけで、昨日のセッションでは対話の基本をミニ講座で(知識領域での)理解を得ていただいた後、リフレクティングを取り入れたフリートークの場で対話していただきました。

初めての試みなのでその意味を十分に理解していただけたとは思いませんが、コミュスキルをアップさせるには、ぬるま湯の語りではなく、ある程度刺激のある語りが必要で、そんな場にさせていただきました。もちろんみんながすぐに自由に対話できるわけではないけれど、トレーニングを重ねるごとに、対話スキルも少しずつ身についていくでしょう。参加者の皆さんも結構楽しんでいただけたようだし、またこういう機会もまたやってほしいとの意見もありました。

まあ、これまでもグルメナイトや研修ではそんな場もあるんだけれど、そんなイベントに参加できない人はグループワークだけの参加になりやすく、ぬるま湯に浸っていること自体にも気づかない可能性もありますしね

まあ、そんなこんなで、あっというまに夕方になって、また足を引きずりながら電車や新幹線で山科まで帰りましたとさ。

自由席だと新幹線ホームの長いこと・・歩くのも大変。

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