まあ、多くの人にとって自分の顔は鏡を使わないと見えないわけで、自分の顔に鼻くそがついてないか、飯粒がついてないか、ということは気にするところでしょう。鼻くそとか汚れはわかりやすいけれど、自分の発する言葉や無意識に振る舞う態度についてはある程度トレーニングしないと見ることは難しいものです。けれど、相手からはよく見える・・丸見えかもしれません。
自分のことが見えてない人には、相手の自分に対する言動の意味がわからず、おかしな反応をされた、無視されて傷ついた、誰も私のことをわかってくれない・・などなど、勝手に妄想して勝手に傷つく、そんな人も実は少なくありません。
自分の顔に鼻くそがついてるとわかってたら、相手の奇妙な反応も当たり前と思えるのだけれど・・・ましてや、誰がみても顔にバカと書いてるけれど本人だけはそのバカが見えないとしたら、バカは相手にしないでおこうと多くの人は思うでしょう・・。本人はなぜみんなが自分を避けるのか、バカにするのか・・それがわからず、無視された傷つけられたと他責の被害者意識を持つことになります。
他者の問題ではなく、自分の態度や表現に問題があるから他者がそのような反応をしているということ、要するに他者の問題ではなく、自分の問題なんだけれど・・自分に向き合い、自分の問題を解決しようとしない人は、他者非難を続けるので対人関係もうまくいかず、豊かで心地よい人生を送ることはできないでしょう。まあ、自業自得と言えばその通りなんだけれどね。
自分のことをよくわかってる人は他者との対話もさほど困難ではないし、問題は起きにくいけれど、自分を知らない人は対人関係もいいコミュニケーションも難しく・・幸せにはなりにくいのかもね。