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語りは深く  無意識も過去体験も・・物語を映す鏡

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一昨日のアドバンストレーニングも昨日の名古屋ワークも参加は三、四名とこじんまり。そこで語られたのは・・フロイトやユングの語る無意識の構造やら、その無意識に大きな影響を与える、生育環境について。けれどそれは私たちの無意識にプログラミングされることだから、本人は何がプログラミングされたかもわからず、その神経プログラムで感じ反応し行動する。

その行動が適応的だと問題ないけれど、問題を抱えたプログラムだと人生物語に様々な悪影響が起きてしまいます。しかもそれがなぜそうなるのか本人もよくわからない。わからないから対応も考えられず、問題を拗らせてしまいます。いずれ虐待やDVやら依存やら自傷行為だのの問題として表面化するだけでなく、挙句に事件化したり病理化したりと・・・。

この無意識に刷り込まれた神経プログラム・・書き換えるのは簡単ではありません。いくら本を読んでも人の話を聞いても、その情報を頭で理解できても自分の無意識は変わることはありません。たしかに当事者同士で語り合うことは共感とか安心感を感じるには意味があるけれど、それだけでは無意識を書き換え人生物語を再構築することはできません。加害者プログラム、教育プログラムが無意味だとか有効性が低い、はては巧妙な加害者を作るだけと言う言い方もあながち嘘とも言えません。

と言うわけで、私は本人の無意識・・情動レベルでの変容を促すようなセラピーを行います。そのセラピーの基本は身体感覚に基づいた過去体験の再体験による無意識レベルで刷り込んだ神経プログラムの書き換えです。

一緒に飯食ったり、お散歩したり遊んだり・・・こんな身体感覚を伴いながら語り合うことで語りはどんどん深まり、過去体験からくる感情や思考がいったいなんだったのか、新たな視点でその意味を書き換えることが可能です。その結果、訳もわからない恐怖や、怒り、不安や悲しみから解放され、新しい自分の人生物語りを紡ぐことも可能です。産まれ直し育ち直しと私が表現するセラピーです。私はそのクライアントの産婆さんでもあり、乳母でもあります。

 

一昨日も昨日も、参加者が少ない分、語りはどんどん深まって行ったけれど、生育の中で刷り込まれた無意識領域の神経プログラムはもちろん、一人の人間として思考し感じ判断する心理構造、あるいは価値観や行動様式も、結局私たちを都合よく支配し搾取する一部のスーパーエリートたちの巧妙な洗脳システムに他なりません。そこに気づいてそのシステムから解放されるべく新たな言葉世界の中で語り合い、セラピーを行えるセラピスト・・まあおらんでしょうねえ。なぜなら、そのシステムの中で知識や資格を得て、その権威やら経済力で自分の暮らしを成り立たせているのだから、システムからの解放なんて言えるはずがないのです。そんなセラピストより、スナックのママの方がよほど有能なセラピストかもしれません。権威や知識資格でお客をコントロールすることはないのだから・・

と言うわけで、世間のセラピストが如何に無力か、その理由も含め本人たちがこれまで回復が難しかったその理由も・・語り合うことで見えてきた・・そんな意味深い語りの場になりましたとさ。

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