先日、の土日に「タオスインスティテュートジャパン」の設立総会があったので参加してきました。
初日は、代表者や関係者のタオスインスティテュートジャパン設立の意味とか、思いを語った後、参加者同士の語りで自己紹介のようなワークショップがあり、その後は懇親会と銘打った情報交換会・・。
二日目は、日本の社会構成主義の大家とアメリカの社会構成主義の大家のオンライン対談からスタート。けれど、耳の悪い私には通訳の女性の語りがごにょごにょ聞こえるだけで何を話してるのかほとんど理解不能で、少々残念。
対談の後は主要メンバーによるワークショップ二つに参加、いずれも、社会構成主義(ナラティブ)の基本概念を理解していくための作業。
全体を通じて感じたのは、内容としては私には目新しいものではなく、参加者も医療関係者や教育関係者が多く、現場でナラティブセラピーを実践しているだろう人はほとんどいなかったし、ましてや当事者性を感じさせる人は皆無。
アカデミズムの知の権力構造とナラティブの矛盾に気づきそれを言語化する人は見当たりませんでした。ふつーに◯◯先生△△先生という言葉が飛び交い、先生から社会構成主義を学ぶためにやってくるという世間の価値観で満たされた会場の雰囲気に少々、違和感を感じてた私。(いいけど・・やむを得ないし)
唯一ワークショップの中で私の語りを聞いた人が「ナラティブセラピーを現場で実践してるマイケルホワイトのような人に出会えて感激」と伝えてくださったのは正直、私も嬉しかったし、この言葉で、このイベントに参加してよかったと、感じたエピソードでした、(ちょっと大袈裟 ? 笑)
いろいろセラピーがある中で、当事者とクライアントの壁を解消する唯一の可能性として、ナラティブは存在すると理解している私、どうなるかわからないけれど、とりあえず、これからタオスインスティテュートジャパン(T I J)に関わって行けたらいいかな。