今年もあと二日・・・ほんと私にとってこの一年は大変な一年でした。坐骨神経痛のような痛みが年初来からあり、二月頃には、意味不明の感染症にかかって三週間ほど寝込みました。その感染症からはなんとか回復したけれど、右足の痛みは回復することなく、少しずつ悪化していき、五月頃にはまったく歩けなくなったので、病院に行ってみると、なんと、前立腺癌で、しかもかなり転移してて、即入院。ホルモン療法で、ひと月弱で退院。あとは自宅療養しつつ、月一の通院と服薬が続いてます。
症状は少しずつ改善してて、腫瘍マーカーの数値は順調に低下しているけれど、あちこちの痛みは残ってて、脚をひきながら歩けるものの、決して楽ではありません。そんなわけで、ワークをしばらくお休みしたり、カウンセリングもできない状況が続いていたりと・・仕事もストップしてましたが、いろんな方のサポートを頂きながら、ワークやカウンセリングを再開することできました。
転生庵も有志が草刈りボランティアで伸び放題の雑草を刈り取ってくれたりと、支援をいただいて、今は、月に二、三回は転生庵で野良仕事ができるようになりました。おそらく、今後癌が急に悪化して、余命がいくらか・・なんてことにはならないと思いますが、仕事のありようを考えるいい機会になったように思います。
性別・加害被害に関わらず、回復当事者が当事者を支援していくというメンズカウンセリングの援助実践は私のところでしかやってないし、その援助論や援助施設など事業として、継続、発展させていくためには、とりあえず、人材の育成に注力する必要があります。そのことを実感させてくれた一年でした。
それにしても、多くの人に助けられただけではなく、未だ私の活動が多くの人に必要とされていることも痛感いたしました。そんなこんなで感謝の思いが私を大きく育ててくれたようにも思います。読者の皆様にも、この思いをお伝えしたく思いすし、来年もまた、よろしくお願い申し上げます。皆様もまた良いお年をお迎えくださいますように。