先日の日曜はかなりの雨だったので、日本橋でのセッションも参加者は少ないかな・・と思ってたけれど・・・
夜バスは雨の東京に到着・・・並木通りの桜は満開。
ミニ講座は「霊長類学や人類史から見た家族」でおしゃべり。ワークも「家族ってなんだ?」でした。お昼からのワークは「エゴグラム」を。その頃には25人ほどの参加者で満員御礼。
エゴグラムを材料に男女交えて語り合うと、夫婦の問題の根っこが見えてきたり。子供達はキッズスペースで子供達の世界を作ってます。
それにしても、みんなで語り合ってわかること・・・しょせん家族は他人なのに、家族ファンタジーに染まったばっかりに、他人なら当たり前の配慮や遠慮、思いやりを忘れて、わかっているはず、やって当たり前、一心同体、家族だものなどとお互いが思い込んでて、あげくに裏切られたのモラハラだの、傷ついたり傷つけたり・・・。
他人だと思えば、考えや価値観が違って当たり前、無理やり押し付けたりもしないし、理解してもらえるように、説明もするし、口約束ではなくて契約も交わすし・・。そんな水臭い・・という向きもあるかもしれないけれど、そういう方は家族幻想に洗脳されていると言えなくもない。そんな方は家族問題でトラブルが起きやすいのではないかな。じっさい私のところにやって来る方達・・大抵真面目で家族幻想を信じてる方達。しかも、男性はCPが高くて女性はACが高いという傾向もあります。
家族問題をあれこれたくさん見てくると、個々人の問題というより、構造的な問題であることがわかってくるし、問題解決に善悪を持ち出したり、脱暴力を説教しても無駄ということもよく分かります。認知の問題というよりもっと根は深い情動や生育のところにありますからね。私のミニ講座での語りも、正しい家族像を語るのではなく、家族や人生に正解はなくて、一人一人が自分で自分の正解を作り出すしかない、との語りでした。