DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

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苦悩はどこから・・・・

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毎日、いろんな悩みや苦しみを抱えた方達のお話に耳を傾ける私ですが、悩みや苦しみの原因である状況、妻に去られたとか、夫に暴力を振るわれたとか、子供がいうことをきかないとか・・お金がない、仕事につけない・・・などなどいろいろ・・果ては生きていけない、死にたい、とか、許せない殺したいとかも・・・ほんとにいろんな悩みや困難を抱えておられます。

そんな悩みや困難に対して、裁判で闘ったり、仕事を斡旋したり、薬を処方したり・・など状況を変えるお手伝いは私の仕事ではありません。弁護士やら行政職員、医者などのお仕事です。

では、お話を聞いて気持ちを受け止めるだけ・・・でふんふんと聞いていれば良いというものでもありません。このあたり、世間の多くのカウンセラー、相談員が自分を語らない、評価しない、誘導しないのが正しいカウンセリングだと、思い違いをしています。正しいカウンセリングであっても回復しなければ、無意味です。

では私のカウンセリングはどういうものか・・・私はメンズカウンセリングと称して、独特なセラピーを行ってきました。メンズと言うから、男性のためのカウンセリングかと言うとそうではありません。フェミニストカウンセリング(ウィメンズカウンセリング)が、女性による女性のためのカウンセリングとして行われているけれど、その反対というわけではありません。男性論に基づいたカウンセリングあるいはセラピーで、カウンセラーもクライアントも性別にこだわりはありません。

では何が独特なのか・・・それはもういろいろあって、簡単にはかけないので、今日は書くのをやめておきます。その辺りをダイジェストで知る機会として、メンズカウンセリング講座として年四回開催していますし、明日の元旦・二日にかけて、お泊まりでの研修会も開催します。

で、私はふんふんと聞くだけではなくて、状況が悪化しないようにコンサル的な聴き方やそれなりの情報提供、助言もします。結果その方が必要とする様々な支援につなぐことも少なくありません。グループワークや、継続的なカウンセリング、時にはシェルター利用、メンズクッキングやキャンプセラピーなど様々な受け皿を用意して提供しています。

さらにカウンセリングを継続される場合は、その方の認知や行動様式に対する自己洞察を促すだけではなく、生育の中で獲得した無意識領域での刷り込み、いわゆる情動に関わる心理プログラムに対してのアプローチも行います。

その中で私が伝えるのは・・親のせいだとか世の中のせいだとか・・・世間でいう「人のせい」にしてもいいよねってこと。問題を全て自分個人に還元して、自分が悪い、自分を変えなくてはいけない、と思う必要はないし・・ということ。親が悪い、世間が悪い・・だから問題が起きてるという言い方もできるわけで、事実そなんだから仕方ありません。自己責任論は無意味で無駄、何も解決しません。

けれど親を責めても、世間を呪っても、誰も変わらないし自分も楽にはなれません。というわけで、誰かを悪者にして責めても、排除しても、自分の問題からは逃げられないから、本当の解決にはなりません。だから、誰が悪いというより、何が問題かなぜ問題か、その辺りについて自分と向き合い、自分を変えていくことで、状況は変わらなくても問題が終わっていく、そういう結果になります。

もちろんそれは一人でできるものではなく、セラピストやら当事者仲間やら、鏡となる他者、物語を紡ぐ対話者が必要です。時には体験や思いを分かち合う場や時間も必要、小さなカウンセリングルームだけでは不十分。ふんふんと一方的に聞いてるだけ、質問に質問で返すだけのカウンセラーにはできることではありません。

まあ私のセラピーで多くの方が回復し修復している事実について、その理論も実践も確かなものとしてあると自負する私・・・それらの知識やスキルを多くの人に伝えたい。でないと私一人じゃおいつかんもんねえ。

シェルタールームと来談室

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