DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

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カウンセリング 支援・援助論

女の悩み・・・・女性支援で聴けてるの?

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最近も相変わらず忙しい・・昨日も四件のカウンセリングだったけれど、四件とも女性。たまたま昨日は女性が重なったのかというと・・・今月19日まででは、27件中12件が女性、8件が男性、7件がカップル、となってて女性のカウンセリングが男性よりも多い傾向が続いてます。

これは、二年ほど前からの傾向で、これまでの十五年の統計では男性55%女性45%ですが、昨年は男性49%女性51%と、女性のカウンセリングが男性を上回りました。

DV相談の件数について、全国の女性相談件数はここ数年若干の減少傾向を示しているのに対し、警察でのDV相談は増加傾向が続いてます。同様シェルターの利用数も若干の減少が見られるとか。このことと、こちらの女性のカウンセリング件数が増えていることと、どこかでリンクしているようにも思えます。

私の主催する「女と男のワーク」に参加されているある女性は「公的施設の女性トイレにDV相談の案内カードが置かれてるけれど、腹立たしくて捨てたくなる」と話されていました。その方、典型的なパターンで女性支援を受けた方だけれど、その支援の結果、とても辛い思いをされて回復に時間がかかったとのこと。今もこちらの支援を受けつつ、今は自立しパートナーとの関係もコントロールされることなく、自ら望む距離で関わりを続けているとか。

そーいえば二年ほど前にこんな記事に私も協力したね。そんなこんなで、女性相談、女性支援が必ずしも女性のためになってないって現実が、世間の人たちにも理解されだしたということかな。四年ほど前に私が共著で出した「DVはなおる」にも、斎藤さんがDVシェルターの利権構造について論述してくれてましたね。

行政の講座や広報で、予算を使ってDV支援を宣伝しても、中身が伴わないから、いずれ利用者は離れていくって所でしょう。国の税金を使うなら、女性であれ男性であれ家族の困難を抱えた方に対して、適切で有効な支援を提供し、その方たちが納得し幸せになるよう支援して欲しいもの・・なんだけれど・・。

現場を知らないセンセが当事者の意見も聞かず、机上の理屈だけで支援するから結局利権構造になってしまう・・問題はシステムを作り、システムは問題を必要とする、というナラティブでの言説の通りになつています。

とかなんとかで・・私は男女、加害被害を問わない支援を提供しているけれど、その意味・有効性があるから、行政やマスコミに遮断されてても、女性の利用者が増えていくんでしょうねえ。とはいえ、私の体一つでは対応が難しくなってきてるし・・早くカウンセラー育てないとねー。

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