昨日は長野県は飯田市で第十三回日本男性会議・・・でした。飯田は名古屋から高速バスで二時間ほどのところ、当日入りでは会議に間に合わないので前日入りしたけれど、お宿は飯田からさらに一時間ほどの大鹿村のセルフのお宿。
あおさん運転の車に同乗した関西組四人。飯田までは遠い遠い、あおさんお疲れさま。
大鹿村の夜空は星が満開。車も人通りもなく、静かな静かな夜。中でお宿はおしゃべりに花が咲きます。
翌朝、飯田に向かう前に大鹿村の景色をちょいと堪能。遠くに見える赤石岳は雪化粧。
男性会議会議の基調講演は「タガメ女の正体」の深尾葉子さん。基調講演は11からで、その前に当事者四人のバネルトーク。テーマは「男性差別と男性支援の不在」。女性支援はその質の内容は置いといたとして、とりあえず、支援はどこにでも存在します。女性は保護されるべきだとの社会的合意があります。
けれど、男性に対しては、支援も保護もほとんどありません。男性は弱者と見なされず、加害者として認知されやすいという偏見があります。男性当事者二人に語っていただきましたが、一人は元DV加害者として、一人は親子引き離しにあった被害男性として語っていただきました。
また女性に取っても、女性支援が女性当事者にとっては必ずしも役に立つものではなく、二次被害が起きたり、無意味な支援になってたり。このあたり、女性登壇者二人に語っていただきました。
11時からの公演は深尾葉子さん。日本の夫婦の抱える病理? をタガメ女という言葉で説明してくださましたが、男も女も、近代家族の幻想に取り憑かれて、自分で考えない、責任を取らないことになつてしまって、結局日本は構造的に悪化する方向性に向かっていることを深尾さんは危惧してるとか。
彼女自身、かなり自己開示しつつ、自身の世間の価値観とは異なる家族意識を持ち、実践してきたことを飄々と語られてましたが、大学のセンセにしては珍しく私にとってとても好感のもてる素敵な方でした。
公演の後は、宗像さん、深尾さん、私の三人のおしゃべり・・・女の加害者性について。それは女が加害者だと責めるのではなく、女性の加害者性に目を向け、加害性に対する支援がなければ女性も救われないと・・。
三人のトークの後は、分科会の予定だったけれど、人数が少ないのもあって、全体でワークショップのようなセッションにしました。これは深尾さんのお話の中にあった「わらわら会議」に触発されての私の判断です。
わらわら会議・・直接民主主義の原点のような、問題解決システムと言えばいいでしょうか。個室で問題が深化するのを防ぎ、かつ権力による恣意的な解決を目指すのでもなく、いろんな方たちが当事者の語りに関わり、多様な視点で問題解決を図るという面白い人間関係です。
そのワークショップの後は、交流会・・鉄板焼きのお店で、お好み焼きやらもんじゃ焼きなどが楽しめましたが、なんと私は初もんじゃ。
飯田の夜は楽しく熱く・・
交流会の後は、大鹿のお宿に帰って、これまた、おしゃべりが続きます。またまた二時過ぎまでのにぎやかなおしゃべりが・・・続きはまた明日。