なんかねー、自分の問題に全く気がついてなくて、相手のことばかり言い募る人っているけれど、大抵そんな話って、そのままあんたに返してやりたいわ・・ってことが多いんですよねえ。
このことを心理学的に理解しようとすれば、ユングの言う「シャドウ」の考え方が参考になるかもしれません。無意識に抑圧している自身の個性について、それを投影し感じさせる相手に対しても、抑圧的な働きかけをしてしまうって考え方。
ほんとはスケベな自分なのに、スケベはけしからんと教育されて、スケベな自分はいないと自分を偽っていると、スケベな表現をする相手に対して、嫌悪感を感じて、相手を排除しようとして攻撃的になる・・ということ。
はたから見たら、どっちもどっちでスケベは変わらんじゃないか、と冷静に判断できるけれど、自己防衛に走ってる人は必死で「オレはスケベなんかではない・・」と自分を正当化し相手を攻撃してしまいます。
その様子をみてたら「あんた人の目くそをあれこれバカにしてるけれど、あんたの鼻くそはもっとみっともないですよ・・鏡みてごらんなさいヨ」と言いたくなる私。
自分のことを理解できている人は、エラソに人を批判したり攻撃したりはしないもの。どんな人にも多かれ少なかれ欠点もあれば失敗もあります。自分の問題に気付かないとか、自分の問題を見たくない人は、自分の問題を相手にぶつけるので、ほんとみっともないとか、見苦しいとか。
エライセンセをバカにするような表現をするけれど、権威権力で自分の脆弱な自我を防衛する人って、権威権力に価値を見出せない私のような人には、裸の王様、カカシの殿様でしかないんよね。
こんなこと言うから、私はエライセンセに嫌われるし、アカデミズムにもマスコミにも干されてるけれどね。でも、セラピストとしては、多くの当事者の回復を見てきてるから、誰にもできないセラピーを実践してきてるって自負はあります。
自分の顔に鼻くそついてないか、気をつけなくちゃとも思うし、鼻くそがついてるかもしれない自分だってことも理解して、人の目くそを笑うのはやめなくちゃね。エライセンセを笑い者にするのもほどほどにしなくちゃね。(笑)