正しいことをすればいい、みんなと同じことをしてればいい、偉い人の言うことを信じて従えばいい・・と教えられたいい子が、やがて大人になって、自分で決められない、自分で考えられない、自分で責任取れない、そんな人間になって、問題起こすんですよねえ。いわゆる加害者になったり被害者になったり。
世間の目が気になって、結婚しなくちゃと考えたり、夫を立てて黙ってついていけばいいのよ、とか、常識どおりに子育てしなくちゃと、子供をコントロールしてたり・・まあ、こういう考えの人も少なくないだろうけれど・・
例えば靴選びの時には、とりあえず一回は履いてみて、フィットするか確認すると思うけれど・・それは自分の足は自分でしかないので、他人が決めることはできないし、そうします。
けれどねえ、結婚とか、家族とかいうときは、自分の身の丈にあったパートナーか?だとか、結婚か非婚か事実婚か考えてからにしたか? とか、パートナーとの最善の関係について、それぞれが自己主張して話し合ったか?とか・・大抵そんなことは考えずに、式場はどこだとか、新婚旅行はどこだとか、マイホームはいつ建てるのか、とかいうことだけしか考えず、大切な、相互の納得できる関係づくりについては、まったく無頓着。写真だけ見てネットで靴を買うみたいなもの・・・私には怖くてできないことをみなさん平気で行います。
自分のことも知らない者同士が、みんなと同じように普通のスタイルで、結婚し、家族を作り、普通をめざして頑張ります。悪意はなくて、むしろ善意で常識的でふつーに家族を営み始めるのですが・・・そのふつーは、個々の多様な生き方を肯定してないので、決められた役割どうり(常識)に従うことで安心します。
が、それぞれ自分のあるがままでお互いを認め合ったり、独自の家族を作ったりとかができませんから、フツーであろうと、我慢したり努力したり、無理したり・・・挙句にストレス抱えて、それがDVやら虐待になったりするのだけれど・・要するに自己決定する力も意志もないんですよねえ、そりゃもめますわ。