DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

カウンセリング日記

辛いね・・被害者支援

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以前、週刊女性に取材協力して、私のクライアントのシェルター体験が掲載されました。その後、ネットではひどいバッシングされてたけれど、ほんとネットでバッシングする人たちの、無責任ぶりやらバカっぷりがあまりにもおそまつで、私には失笑ものでしたが。

とはいえ実は、彼らが特に異常なのでもバカなのでもなくて、世間全部がその程度の認知しかないってことだとも思います。というのは、実際のクライアントの話を聞くたびにその語りには胸痛むことが多くて。

私はDVやらモラハラやらの夫婦問題で悩む方の支援を行いますが、夫の話も妻の話もその理不尽な状況に腹ただしくもあり、痛ましくもあり。

双方の話を聞ける場合は、相互理解をすすめ、離婚するにしてもしないにしてもみんなが幸せになれるよう修復的な支援を行うことも可能だけれど、片一方だけの支援だと、修復的な動きになりにくく、司法や弁護士の影響力に振り回されるということもありえます。

とはいえ、私につながっている方は、私だけではなくて立場を同じくする仲間と体験や思いを分かち合えるので、孤立する不安や情報不足からくる不安は回避することができます。が、その相手方は孤立してたり、煽られたり、困難を一人で抱え込みやすく、離婚後もなかなか回復が難しいということにもなり兼ねません。

先述の週刊女性のクライアント、夫から離れても、離婚という選択をためらってると、実家にも支援者にも離婚を迫られとてもつらくて、しばらくそっとしといてくれってことでこちらのシェルターに入られたというわけ。

別の方は、法的にはきちんと離婚したけれどその後もなんかスッキリしなくて、気持ちが楽になれないし、あれでよかったのか、と思い煩うこともあったけれど、私の支援を受けるようになって、なぜ別れなければならなかったのか、どこに問題があったのか、これからどう考えたらいいのか、ずいぶん気持ちや考え、状況に対する理解が深まり、もやもやがなくなってきたとのことも話されていました。

何れにしても、今の被害者支援が当事者の思いよりも、支援する側の都合を優先するし、加害者に対する理解もスキルもないから、修復的な支援ができないということ。そのことで対立し不信感を高めたまま離婚をせざるをえず、支援がその利用者の幸せに寄与しない・・そんな支援になっています。

昨日のカウンセリングでもそんなことをあらためて感じさせられました。もういい加減にして欲しいのだけれど・・・・利権が絡むと、変えられないのかな、この国は。

 

 

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