カウンセリング日記

食べて話して・・・食卓の力

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私が子供のころは、高度経済成長の走りの時代でした。作ればいくらでも売れる、働けばどんどん稼げる時代。庶民の家庭にも少しずつテレビが入り、電気冷蔵庫(笑・・昔は氷を入れて冷やす箱だった)が入ってきました。

そのために社宅に住む会社員はみんな遅くまで残業して働いていました。なのに私の父親は残業することはなく、毎日定時(17時頃)で仕事を終えて、夕刻には家族で食卓を囲んでいました。

だから、残業手当のない我が家にはいつまでもテレビも(電気)冷蔵庫も入らず、子供の私はテレビのあるよそのうちにお邪魔して見させてもらってたけれど、その惨めなこと。(笑)自分が惨めなのはうちが貧乏だし、うちが貧乏なのは父親が残業しないからだ・・と少々父親を恨んでいたものです。

私はそれから十五年ほど経って結婚し、毎日食卓を担当するようになりました。さらに七年ほど後に私は子供の親になり、さらに数年後、主夫になり、連れ合いの帰宅で家族の食卓を囲むようになりました。

私もまた、仕事より家族の食卓を優先する人生を選んでいました。これもまた世代間連鎖なのでしょうか(笑)貧困の連鎖と言えなくもないれど、それより、豊かな人間関係の世代間継承と言えなくもないですよねえ。

家族で食卓を囲むことの平安や、何気ないその幸せを享受できたその体験は私の人格形成にかなり大きな影響を与えていて、今でいうLD児で不適応な学校生活も、思春期からの不安障害、適応障害、アルコール依存、という私の人生も、医療や支援に頼らず、レジリエンスのみで回復したその根源的力となってたんだろうと、今更ながら、両親には感謝する私です。

もちろん、単に同じところで飯を食えばいいということではなく、ともに食事するという何気ない行為の中に親のパワーコントロールもなく、喜びや心地よさを分かち合うという共感の思想がなければ無意味です。

レジリエンスを育てるのは、生育の中で愛され尊重されて得られる高い自己肯定感だろうと今更ながらに実感している私・・

長くなりました・・そんな私だから、セラピーには家族機能をもたせつつ、私が母役割を引き受けつつ・・ってところかな。

昨日のランチセラピーはクリームコロッケとともに雑談療法を二時間ほど。クライアントの涙も笑いも何気ない雑談とともに。

 

 

 

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