カウンセリング日記 支援・援助論

怖いよね、キレる人もキレない人も・・・ 

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突然キレて、暴言暴力・・・そんな人は男女に関わらず怖い人です。これは判りやすい。けれど、日頃はきちんと挨拶もして、礼儀正しいおとなしい人が、ある日とんでもないことをしでかす・・というのもよくある話。

昨日の凄惨な事件の犯人と言われる人、ネットではサイコパスだったからと理由付けされてたり。これでサイコパス(精神病質)は危ない、と社会的排除の理由にされることが危惧されます。

共感がないとか、冷酷とか、罪の意識を持ちにくいとか、対人スキルが乏しくて、防衛の強い人とか・・いずれかの要素を持ってる人はごく普通にいるわけで、むしろサイコパスに適した職域もあり得るでしょう。だから、サイコパスだから今回の事件を起こしたというふうには捉えて欲しくはありません。

彼の生育とか、自己肯定感の問題とか、挫折体験とか、職場での葛藤とか、様々な要因が絡んでいるのがわかります。ですから、彼の個人的な体験の背後にある社会の問題・・・福祉現場の劣悪な労働条件とか、職場の保安態勢とか、そもそも重度の障害者を社会から排除する、合理的?思考とか、権力志向の国民意識とか、そのあたりに冷静にフォーカスしなければ、問題の本質は見えてこないでしょう。

彼の「意思疎通しない人は家族の同意で安楽死させる」という思想はある意味合理的で、彼にとっては正義でもあり、罪悪感はなかったのかもしれません。むしろ、正義の行い、と転嫁してた可能性もあります。本当は、自身の脆弱な自我を防衛するために、弱者を殺害し、自分を認めない社会に復讐したのかもしれません。

とすれば彼は社会の生み出した鬼っ子です。産みだしたのは弱者をさらに貶める合理的な社会そのものでしょう。それは彼だけでなく、ヘイトスピーチを正義と信じる者も、ヘイトクライムに依存する者も、テロリストとして爆死する者も、結局みんな同じなのかもしれません。

爆死する者、爆殺される者、そしてそれらの犠牲を他人事として甘んじてしまう者、さらには、それらの差別構造に依拠して巨万の富を蓄える者・・・問題はどこにあるのか・・・今は一人一人が自分の問題として、自分の社会との関わりようを見つめ直して欲しいものです。

一人一人が大切にされる世の中であれば、殺すことも殺されることもないはずなんだけれど・・・他人の不幸に目をつぶることのできる、私たちの意識がある限り・・・ひどい社会はひどいまま・・・サイコパスの問題ではないよね・・・何気ない、フツーの人がジェノサイドに加担するのは歴史の常だしね。

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