今日は朝から日本橋でセッション。ミニ講座は量子論と自己概念・・のようなテーマでおしゃべりしました。
東京駅から日本橋の会場までテクテクの途中で見つけた、満開のアジサイと柏葉アジサイと。
私たちはその思考が近代的な価値観に基づいた価値観によって組み立てられています。その価値観は言語によって組み立てられます。ややこしいのはその言語の意味は、個々人の体験によっても意味づけは変わりうるということ・・・。ここに当たり前、常識という価値観と、その価値観に添えない自分という不一致が生じるだけでなく、不一致からくる葛藤が心身を病理化させたりもします。
このあたり、常識的なセラピーメソッドやら、正しいカウンセリング理論では、なかなか問題を終わらせるのは困難です。なぜなら、正しい、とか当たり前の、という価値観を内包したセラピーやらそんな価値観で生きてるセラピストには、非常識で異常なクライアントの価値観や情動に対して、それを矯正すべき病理と捉えてしまうからです。
で、そんな近代的合理的な思考から解放され、一人一人の自由で多様な思考や感情、判断や行動について、当たり前の価値観で評価するのではなく、その多様性、異常性を、是として対話する能力がセラピストに求められます。そんな時に役立つのが量子論的思考です。
量子論で言われる概念は、重ね合わせとか、不確定性原理とか、量子もつれとか・・・一般的には、妄想とか、非科学的とか、あり得ないこととか 言われることが実は、量子論の世界では当たり前のこと・・・というわけで・・みなさんの話も弾んでいます。