確かに、回数時間とも厳しいものがあるけれど、パパとママの生活状況からは、今が限界という現実も。その厳しい現実の中で、それぞれが子供の成長のために、協力してくださっているのはよくわかります。
そのパパとママの暖かい思いがしっかり伝わっているのか、子供さんも面会の時間をしっかり楽しんでくれています。
両親の葛藤の間に立たされた子供はそれぞれの親を気遣うばかりに自分の時間として面会を楽しむことは難しくなります。それではせっかくの面会が子供の自我形成に役立たないということになりかねません。
時間や回数も大切だけれど、それにとらわれすぎて双方の葛藤を高ずることは、面会に良い作用を及ぼしません。どちらの親も子供の幸せを願っていることには変わりないのだから、時間や回数という枠にこだわる前に、面会の質や密度を高めることで、より良い面会にすることも可能だし、そのことで相互信頼が少しずつ深まるのではないかとも思います。
面会が終わる頃には、子犬がじゃれ合うように体を使っての遊びとなりました。その中で心と体のフルコミュニケーションができてたようで、見てても微笑ましいものでした。パパとバイバイした後は気持ちよくママにお引き渡しをさせていただきました。