ぱんぱかぱーん♫ ゴールインおめでとう・・お幸せに・・なんて言葉で見送られて、新婚旅行に旅立つ二人。よくある風景。で、二人は婚姻届を出して、めでたく本当の家族に・・と言うことなんだけれど、私はねー、おめでとうなんて言えないから、結婚式には出ないようにしてるし、そんな人におめでとうともいいません。
と言うのは、その何年か、あるいは十数年の後の成れの果てを毎日みてきてますからね。そんな二人に私がかける言葉は、大丈夫か?!!イバラの道のスタートですよ、あせらず今はとりあえずリハーサルにとどめといては如何? 届けは白紙の契約書ですよ、だからちゃんと二人でどんな家族にするのか責任や権利、義務についての契約を交わしときなさいよ、ということ。
なのに、みなさん「愛」という言葉に溺れて、ほんとの相手を知らないまま、幻想の家族めがけてまっしぐら。で、一緒に暮らしだして、少しずつ本当の相手の姿が見えてくる・・特に子供ができて、お互いにゆとりがなくなった頃・・どうしてこんなこともわかってくれないの、どうして、こんなことするんだ・・なんでなんで・・どうしてどうして・・・不信感や猜疑心、怒りや悲しみに満ちて相手を責めてしまう・・そして自己嫌悪と。
そりゃそうだ、まともな対話も契約も交わさず、相手を知らないまま勝手な思い込みだけで一緒になったんだもの、何かあればすぐに問題は表面化するわいな。その問題が大きくなれば、DVやモラハラになったり、ひどい場合は事件になったり、病理化したり・・
たまたまそんなところにいる当事者が私にヒットして繋がってくれたら、誰がいいとか悪いとかではなくて、問題がどうして起こったか、どうすれば問題を解決できるか・・などなど助言しながら、その人なりの幸せへの歩みを共にし、人生の物語の書き換えのお手伝いをさせていただきます。
そんな時に厄介なのが、家族ファンタジーとか、恋愛妄想、嫉妬妄想、などなど・・その人をそれまで支えてきた、価値観を捨てられず、そこに執着し、あらたな自己概念を再構築できないこと。
多様な文化や多様な大人モデル、複雑な対人関係スキルを獲得し、自己肯定感や自己効力感を持った人なら、その辺りさほど難しくないのだけれど、親や周囲の大人たちに、厳しく管理されて自己決定できない神経プログラムや過剰な不安の神経プログラムだけをインプットしたまま大人になった人は、与えられたファンタジーに縋るしかないし、そこから逸脱することは恐怖でしかないのでしょう。
そんな人はセラピーも時間がかかるし、いろんなしかけも必要・・というわけで、前置きが長くなったけれど、昨日の男のグループワーク・・・一昨日の女ワークと同じお題でワークをやってみたけれど・・面白いことに気づきました。
これまでの人生で、愛を感じた人・・と愛を感じなかった人を書き出すところで、男たちは、愛を感じた人に、妻を書いたのに対して、女たちは愛を感じなかった人に夫を書いてたこと。
これは世間の検索傾向で・・夫と検索すると 死んでほしい というワードが上がるのに対して妻と検索すると プレゼントというワードが上位にヒットすることとリンクします。
http://netgeek.biz/archives/55620
もちろんどちらがいい悪いの問題ではありません。どちらにも問題があり、その問題を解決する理論も支援者も世間には存在しないことが問題、ということ。いわゆる修復的支援がないことや妄想を掻き立てて、お金にする利権構造が世間に溢れていること。それをだれも子供に教えられないということ・・はぁーどうすりゃいいの!!
少なくとも私のところに繋がってくれた方は、出口がみえるし幸せに向かって少しずつ歩んでいけるんだけれどね。けれど、残念ながら私は一人しかいないしねー。
そんな私、どうもこんな私から愛を感じてくれてる人も少なくないようだけれど、そんな私、いろんな思いを抱えながらも日々を心地よく、幸せに暮らせてます。感謝かな。
ワークで使った大人の絵本
最近見つけた小さな花屋さんで買いました。秋らしく小菊を中心に・・
今日のランチは薄揚げのピッツァ風