日本家族再生センター

離婚も悪くない・・DV男たちの気づきと成長と 

昨夜の男ワーク、ファシリはテルさん。お題は「自分の中のキャラクター」自分の心の中にはどんな感情があるか探して、それに名前をつけてみようというもの。

私は相変わらず、十人くらいのキャラクターが存在します。母性的なのやら暴力的なのやら、賢者だったり、おバカなの、悪魔くんや天使ちゃんなどなど・・・

いろんな私のいろんな情動がありそれを自己肯定できているので、抑圧もなくTPOに応じていろんな感情が発動し、その場にふさわしい言動を選ぶことができます。

けれど、多くの人たち、特に男たちは様々な感情に対して抑圧があり、なかなかその感情を言語化したり行動化することができません。多様で柔軟な対人スキルも獲得できないので、問題も起こりやすくなります。

そんな男たちに、勝ち負けだけではなく、いろんな感情に基づいたいろんな表現や関係づくりができることを理解してもらうのが昨夜のワークの目的とする所。

このワーク何回か行っていくうちに、少しずつ自分の中のキャラクターが増えているのにも気づきます。離婚調停中で不安の渦中にいた頃を思い出して、当時はしんどかったよ、と不安の渦中にいる新しい参加者に言葉かけをしてる男性もいたり・・

そんな彼もワークのあとのおしゃべりでは、一人で暮らしてると、今はほんと自由で気楽に暮らせてる。あんなに不安に思う必要はなかったけれど、当時は家族意識、男意識に縛られて、なかなかそう思えなかったねと、穏やかな表情で語られていました。

彼が今、そんなに思えるのも、ずっとワークに参加して、自分と向き合い続けてくれたからだろうなっと納得。自分を責めるわけでも、相手を非難するわけでもない、気持ちの分かち合いの場の意味って、あるよね。

けれど、こんなワークにこれる男たちはほんのわずか。行き場もなくて自分と向き合う機会も得られず、傷ついたままの痛む心を、相手に憎しみや怒りとしてぶつけることでしか、方法も見出せない人たちがほとんど。これでは、本人が楽になることも被害者の安心も確かなものにできません。当事者主義の脱暴力支援、多くの人たちがやってくれたらいいのだけれど・・・学びに来てくれたら教えるよー・・

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