昨日は池袋でフルセッションの一日でした。 本当は東京に行くつもりでしたが、何せ足腰の痛みが強く新幹線やら電車の乗り換えができません。仕方ないので私は東京にはいかずオンラインでの参加とさせていただきました。
朝9時から夕方5時すぎまでのフルセッションです。参加者は十数名となりましたが、出足はさすがに寒いせいか 良くなかったけれど、昼近くには十数名の参加となりました。
私のおしゃべりは、ミラーニューロンと引き寄せの法則についてのお話。ミラーニューロンが人間関係やセラピーにどう影響するか、そんなお話しでした。ミラーニューロンとは30年近く前に発見された脳内の神経回路で相手の行動を見た人が 相手の運動に関する脳内の神経ニューロンの発火と同じように、自分の脳内でも同じニューロンが発火すると言う事実です。
このニューロンの作用が共感や模倣の仕組みに関わっているようです。他者との関わりが複雑で高度なものになる人間の発達や行動に深く関わっています。結論から言うと、人の成長や発達において、他者との関わりが不可欠で、他者の行動や発話、表現を見ること、感じることで、自分の神経回路が発達していくと言うもの。
ということは、産まれて成長する間に人がどんな人とどんなかかわりをするか・・これがその人の人格形成や情動のありように大きく影響するという、当たり前と言えば当たり前の話。
残念なことに、現代の子育て環境は、母親一人が子育てすると言うことも少なくないし、保育園や学校においても、多くの大人がいろいろ関わることはなくて、少ない大人が多くの子どもたちを画一的な言動で管理する合理的? な環境に成り果てています。
こんな環境では、子どもたちは多様な行動様式や複雑な対人関係を学ぶことができず、自己概念さえおぼつかない未成熟な大人になってしまいます。さまざまな情報を取り入れ判断の材料とし自分で考え、自己決定する、そんな当たり前のことができず、依存的で従属的、不安定で問題を抱えやすい人格に育つ可能性が高くなります。
その結果の問題を抱えた当事者のセラピーを行うのが私の仕事? となっているわけ。私はそんな方の育ち切らなかった神経ニューロンを再成長させるということだけれど、そのためには、ミラーニューロンを刺激するための作業として、模倣できるモデル行動を提示すると言うわけ。そこでは身体感覚が不可欠。
良好な人間関係に不可欠な信頼とか思いやり、共感や労りなどに関わる神経回路を強化するためには、言葉や文字でいくら正論を聞かされても、その人の情動や無意識的な価値観を変えることはかなり難しい、というのが私の判断。無意識レベルで神経回路を書き換えるためには、模倣すべき良好な行動モデルを提示するなり体験するなりして、身体感覚を通じて本人の脳内の神経回路に落とし込む必要があります。
DV加害者に説教するのは無意味と私が主張する理由です。加害者には心地よい関係を体験してもらうこと、加害行為ではなくて対話と信頼で自分を守り、関係を良好にすることができることを実体験する必要があります。その結果としてDV男が笑いながらDV体験を語るというシーンもあり得ますが、それが世間の常識からすれば、加害者を甘やかしている、危険なプログラムと言われるところなんでしょうけれど・・説教や指導で加害者が脱暴力するなら、DVは治らないと言うことにはならないはず。この矛盾に多くの脱暴力支援を行う支援者は気づいてないんでしょうねぇ・・(笑)
こんなことをお喋りした後はおしゃべりの内容に関するワークを2題、その後は女ワークを・・ワークが全て終わったのは夕方近く五時過ぎ・・けつこうな長丁場だったけれど、参加者の皆さんもしっかり学び楽しんでもらえたことと思います。
パソコン画面でのワーク参加。やはりオンラインよりもリアル参加の方が面白いわ・・。