日本家族再生センター

甘えて育つ・・ヒヨドリも人間も

昨日はグルナイ当日、朝から買い物仕込みでおおわらわ・・そんな中ある方から鳥のこどもが玄関前で鳴いてる・・との連絡があつたので、じゃあそいつを持ってきてくださいなと。

連れてこられたのはヒヨドリのひな、三週齢ほど。よほどお腹が空いてるのかしきりに口を開けて餌くれコールで鳴いてます。親とはぐれたのか、親がいなくなったのか・・猫に食われる前に見つけてもらってラッキーだった・・ということに。

グルナイの仕込みの合間に一時間おきくらいで餌を与えてやると比較的落ち着いて過ごしてます。

グルナイは初参加の方も含め十数名の参加・・・結構賑やかに・・私は体調不良でヘロヘロ。

私はかなり疲れてたので、早めに帰宅・・・みなさんはいつもながらに始発組までおしゃべりの人やら昼前までお喋りの人やら・・ほんとオールナイトのミーティング。

どんなことでも本音で喋ることがとても楽しいことのようだし、話しても話しても話し足りないくらいで、その語りからは深い自己洞察やら他者理解、癒しや自己受容も可能です。

本来なら甘えを受け止めてもらえる家族の機能があればいいのだけれど、機能不全家族では甘やかす親はいても甘えさせてくれる親はいません。子供のあるがままを受けとめることのできない親は、親の都合よくコントロールすべく子供を甘やかします。

あるがままを許されないで育った子供はやがて、自己信頼も自己肯定感も希薄で、自己主張も自己決定もできず、他人のコントロールに依存しようとします。本人もそういった性格について無自覚無意識なので、なんで揉めるのか、なんでしんどくなるのかよくわからず、相手の問題に転嫁してしまうので、ますます拗れると言うわけ。

そんなことに気づき、自分の意識や情動を変えることができるのがグルナイでのミッドナイトトークでしょうか。

とはいうものの、こう言う場を維持する私もよほど物好きというか、変態の類です。しんどいばかりで金にもならないのに、私がヘロヘロでもやり続けるのは、そこに金には変えられない面白さやセラピストとしての満足感が得られるからでしょう。これにハマってる私はやめられない・・・でもこんなハードなそして世間で言うハイリスクな作業を無償でやるなんて、あり得ないですよねぇ。

でもね、懐に飛び込んできた小鳥の雛をよしよしと育てて楽しむのも、実は私には同じこと。家族でトラブル起こして、困り果ててる当事者は私には、口を開けてぴーぴー鳴いてる小鳥の雛と対して違いません。私には育てる知識もスキルもそして面白いという動機もありますしね。かわいそうとか、教育しなければとか、そんなのとは違うんですよね。