日本家族再生センター

結婚はおめでたくないし・・・薔薇の道のスタートだから

昨日は某専門学校に出講。テーマは「ジェンダーと福祉」だけれど、先日法制化されたLGBT法について解説がてら性的マイノリティーについてあれこれ説明。そこから、家族とは何か、家族の問題はなぜ起こる・・などなどを説明。

世界では同性婚も一般的だし、非嫡出子の割合も40%以上の国もたくさんあること、日本以外の国は共同親権が一般的だということ・・などについて、若い人たちはあまり知らないということ。ということは、若くない人たちも知らないということでしょう。

で、私が力をこめて語ったのが、DVやモラハラ、虐待などについて、メディアの流す報道に流されないで、冷静に事実を知った上で冷静に判断してほしいし、将来自分達が恋愛するとか結婚することのリスクについてもちゃんと学んでほしいと。

結婚は決しておめでたいだけではなくて、いろいろリスクを抱えることのスタートになるし、婚姻届は白紙の契約書、お互いの責任とか義務とかについて一切記述はありません。けれど婚姻届を出したその瞬間から法的にはあれこれ義務やら責任が生じるということ。

もちろん、恋愛とか結婚とか、それがファンタジーではなくて、相互理解に基づいた支え合いだったり、成長だったり子育てだったりするのはとても素敵なことで、家族の幸せを享受してほしいものです。

ただ、それはただ結婚したからなれるのではなく、幸せは辛いことや苦しいことも含めともに分かち合い支え合うことで、作り上げていくものでしょう。そんなことをお喋りしてきました。どこまで若い人たちに通じたかわからないけれど、一番前の方で、うんうんとうなづいてくれてた女性、離婚経験者だったとか。やはりね。