日本家族再生センター

おそらく唯一の支援・・・メンズカウンセリング・・

昨日はメンズカウンセリング講座でした。三ヶ月に一度の開催で、京都と東京と交互に開催しています。昨日は京都開催で、これまでは京都市の施設を借りていましたが、今回は再生センターで開催してみました。

朝の九時半から夜の八時ころまでの十時間ほどのフルセッション・・・スタートはメンズカウンセリングとは何かを話し、それが現代の社会・・そしてこれからの社会の病理とどう絡むのか、セラピストはどうあるべきかなど、世間の心理学やカウンセラー養成ではほとんど教えないだろうことを盛りだくさんに話しました。

なぜなら、社会の問題がわからなければ、クライアントがなぜ辛くなるのか、その本質についても理解できないので、病理からの解放のためのロードマップも示し得ないからです。そう、人生の地図をクライアントと共に読み解いていくためには社会の表の情報だけではなく、闇の部分もセラピストは知らなければ、共感も難しいものとなってしまいます。

また、クライアントの癒しや成長を期待するには、知識をいくら上から伝授しようとしても、あまり効果はないと考えている私は、知識領域よりも情動部分に影響を与えることを重視しています。カウンセリングにしてもグループワークにしても。それらは一見してあまり意味がよくわからない、お遊びのような作業だったりするわけだけれど、その意味について、解説もしたり・・・

そんなこんなを話してたら、あっというまに六、七時間が経過・・最後はロールプレイです。一応全員にクライアント、またはカウンセラー役でロールプレイをしていただきました。新規参加者は慣れなくて当然ですが、ある程度の先輩は、それなりにスキルアップしているのもよくわかりました。

とはいえ、一癖も二癖もあるクライアントにどう関わるか・・その辺りに課題があることも見えてきました。要するに表面的な状況にフォーカスするだけではなく、むしろ感情部分にフォーカスしてクライアントが自分の感情に気づいていく・・そのためにどんな言葉が有効か・・などをお伝えしましたが、その辺りのことは、なかなか難しく、セラピストの力量が求められるところでもあり、場数ですねと私がいうところ。ロールプレイは何度やってもやりたりないもの・・なんだろうと思います。

夜の八時過ぎにやっと解散となりましたが・・グルナイから一日おいてのメンカン講座・・さすがに私もおわつた頃はヘロヘロだった・・・とさ。