日本家族再生センター

実力もないのに値段は一人前の支援者の多いこと・・

私はここ十五年以上、カウンセリングを一時間三千円としてやってきました。世間の半額から1/3ほどの値段設定です。これでやって行けるのか・・・まともに考えたらやっていけるわけがありません。施設購入の際の借金やら地代、光熱費、固定資産税、法人事業税、通信費、などで月々二十万ほどかかります。ですから、今の収入では人件費は出てきません。

というわけで、私はほぼ無償ボランティア状態だし、有償の常勤スタッフも入れられません。まあ、それでも事業として回っていればいいかとあまり気にもしてませんでした。私個人の生活は、僅かな年金と同居する息子からの食費としてもらっている分合わせて五万ほどの収入で賄えてましたからねえ。

お金がないばかりに私の支援が受けられないという方をできるだけ作りたくなくてねぇ。そんな方が行政の支援に行ってこじれるのは忍びないしね。とはいえ、コロナ騒動以来、カウンセリングの利用件数が減ったところに、私自身が癌で動けなくなったり、入院して事務所を長期に留守にしたりでカウンセリング件数も極端に減っています。

で、そんなところに癌の治療費が毎月三万五千円というべらぼうな出費になってきて、今は、これまでの少しばかりのタンス預金を取り崩しながら暮らしているというわけ。まあ、あとしばらく事業を続けていくためには、私自身の生活もなんとか維持しなくてはいけないので、そろそろ本気で収入増を考えなくては・・ということで、みなさんとお話ししたところ、このご時世、善意で低額の値段設定するのもどうかと・・むしろ安かろう悪かろうと思われることもあるし、支援の中身はどこよりもいいのだから適正な値段設定にしたらいいのではないかと助言をいただきました。

というわけで、とりあえず、東京のグループワークを、これまで終日参加で二千円としていたところ、半日参加二千円、終日参加三千円とさせてもらおうかなと考えています。コロナ騒動で会場費、バス代などが高騰し二千円では赤字になりかねない状況になっていましたからね。他のグループワークに関しては、コストはアップしてないし、オンライン参加もそこそこの参加があるので当面は今のままの設定にして、徴収漏れのないようにすることに努めるだけでいいかと思っています。その他カウンセリングやシェルター利用料などについても、当面は値上げせず、稼働率を上げることで対応できたらいいかなと考えています。

ほんと世間では、ふんふんきいてるだけで一万円とか、DVのことは何もわかってないのに、あなたは悪くないっていうだけで、一時間五千円も、六千円も取ったり、一回の面会支援で一万も二万もとったり、・・・家族の不幸に見舞われた当事者の弱みにつけこんでぼったくる離婚ビジネスが増えてきたのが、ほんと胸痛みます。

とはいえ、私も事業を潰すわけにはいかないしねー・・・ああっもちろん、カンパはありがたく頂きますので、お志のおありの方がおられたら、ぜひお振込みをお願いしたく思います。

こんな私だけれど、ネオのお散歩はなんとかできるようになったし、お買い物とか、お料理とか日常生活はほぼ、こなせるようになりました。そんなこんなで、自分ではあまり食べないけれど、今日はひさびさに紅茶シフォンケーキを焼いてみました。一口食べたけれど、美味かったね。

 

お散歩で見つけた曼珠沙華と朝顔

事務所前に咲いた薔薇

まあ、いろいろあるけれど、抗ガン生活を楽しんでる私です。