日本家族再生センター

やばっ、三本足に退行・・・・でもメンカン講座は無事終了

昨日の品川スクエア荏原でのメンズカウンセリング講座第二講は無事終了。だったけれど、なんと私の少しずつ回復しかけてた坐骨神経痛が、またまたぶり返してて、二本足では歩くこともできず、杖を借りてもかなりの痛みが伴う状況。幸い、参加者の一人が、私を会場まで車で運んでくださったので、とりあえず講座は開催できました。やれやれ困ったもんだ私の坐骨神経痛・・どうなることやら。

とはいえ講座自体はそれなりにいい集まりになりました。メインテーマは「権力とセラピー」でしたが、アメリカの治療共同体「アミティー」の代表ナヤ・アービターが三月に逝去されたのを偲んで、アミティーのドキュメントビデオを視聴しました。

アミティー・魂と出会う旅「アミティー全国招聘委員会」より

ビデオのあとは、権力とセラピーの難しい関係についてのお話をさせていただきました。今の社会、ほとんどの人間関係は、力関係で成り立っています。親子であれ夫婦であれ、学校でも、職場でも、対等で自由な人間関係はほとんど存在しませんから、力関係・・すなわち空気のように権力構造についてその存在を意識することはありません。問題が発生した時も、誰が悪いか、悪者探しをして悪者を制裁することで解決としてしまいます。権力構造が問題の本質であることには気づかないままだから、根本的な問題解決はできません。

セラピーにおける人間関係も然り・・セラピストとクライアントという絶対的な権力構造が本質的な問題としてあるからセラピーがうまくいかないのに、セラピストもクライアントも、その構造について無自覚だから、問題はクライアントに転嫁されてしまいます。抵抗してるとか、乖離してるとか、人格障害だからとか・・。そのあたりについてちゃんと意識化するだけでなく、セラピーに権力構造を持ち込まないためにどのようにセラピストが考え、行動するか・・そのあたりをかなりつっこんで語らせていただきました。

そのお話のあとは、参加者全員がカウンセラー役とクライアント役の両方でのロールプレイを行いました。ロールプレイもなかなか簡単ではありませんが、初参加の方も含め、カウンセリングの難しさについて実感していただけたものと思います。

講座終了後も、東京駅まで車で送っていただいて・・・結構な寒空の下、バス待ちをしたけれど、脚が痛んで、それも大変でした・・とさ♫