昨日はカウンセリングが一件とメンズクッキングと・・あと一件のカウンセリングはキャンセル。
DVやら親子引き離しやら、家族をめぐる悩みに寄り添い、ともに解決を目指して考える私ですが、当事者の気持ちに寄り添うだけでは、認知を変えトラウマを終わらせることはできません。
このあたり、行政の相談や、ふんふんと聞いてるだけとか、心理分析をするだけのカウンセリングでも有効な対応は無理でしょう。(ましてや警察だの司法だのはこじらせるたけ)
かといって、認知行動療法や問題解決志向プログラムでも問題が本人の中にあるとの前提でセラピーを進める限り、本人は社会との葛藤を超えられず、回復には限度があります。
ここで、ナラティブセラピーでは、問題を外部化する視点を導入するわけですが、問題がなぜ問題なのか社会との関わりも含めて問題を社会化することで、解決を目指します。
けれど、個々の様々な問題に対してセラピストとクライアントが物語を紡ぐだけではなく、複数のクライアントが社会化した様々な問題を持ち寄ったり、それぞれの異質な物語を語り合ったりすることでそれぞれの認知や無意識にまで、大きな変化を促すことが可能です。多様な人生モデルの獲得やら常識を超えた思考で、それぞれの思考のブレイクスルーやら、トラウマからの解放も進みます。
言葉で説明すれば、これだけのことになりますが、その現場としてのメンズクッキング・・その風景はかなり非常識。男は料理もするしお片づけもする、しかも参加女性のわがままな注文にも応じる・・。おしゃべりは、世間ではモザイクのかかる言葉も飛び交って、大笑いの連発。
男は料理、お片づけ、やホスト修行、女は楽しむだけのゲスト修行
実は常識や世間の偏見にとらわれていた本人の認知や価値観を消去し、自分の中から湧いてくる情動に意識や行動を委ねる大切なトレーニング。このトレーニングによって、病理社会を生き抜くための新たな自己概念やら人生の再構築が可能になります。
メニューはチキンカツサンド、パスタサラダに洋風茶碗蒸し、コーンスープ。デザートは私手作りのシフォンケーキ。
けれどねぇ、こんな異様で混沌とした場を作るには、セラピストがよほど非常識でかつ確固たる自己信頼の持ち主でないと不可能です。行政やアカデミズムの枠の中に甘んじているセラピストには、理解することも受け入れることもできるはずはありません。
たまたま先日、いつも参加してたある方がFBにアップしてました。その方、DVで妻子が家を出て一年。クッキングやらグループワークにしっかり通ってくださいました。最近やっと子供さんとの面会が安定的に行えるようになった方。先日一年ぶりに元妻さんと電話で話せたとのこと・・・
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元妻さん、離婚カウンセラーや弁護士、裁判所、調停員の言いなりになって一方的に圧倒的勝利で離婚・親権獲得したことが、時間とともにうしろめたく、そしてプライドの高い元夫(僕ね)は怒り狂って恨んでるにきまってるし、ずっと怖かったって泣いてた。ごめんなさい、って。
僕も言いたいことはいっぱいあるし、おまけに借金もいっぱいあるよ。けど僕はもう怒ってないし、むしろ感謝してます。だから子育ての事や困った事があったらもっと僕を頼って欲しいって伝えました。
家族再生センターで味さんに出会った当初、人間関係修復の為の離婚、って意味が全く理解出来なかった僕にもやっと意味がわかりました。
ここからがスタート
さらにがんばらねばって気持ちになりました
いつか一緒に焼肉行こ~!私オゴるわ!って、元妻さん(笑)
さすがは俺の愛した女だぜ