日本家族再生センター

女と男のすれ違い・・・対話不全の調整・・

昨日もちょーハードな一日。14時間ほどぶっ通しで喋ったり聞いたり、しながら料理もしたり・・・ほんと休みなしでした。

語り合うテーマはもちろん家族問題、壊れた家族を再構築するための戦略会議だったり、壊れかかった夫婦の修復再建だったりもするけれど、十時半からの女のワークは、参加男性二人と私、スカイプ参加の方も含めて八人の女性参加でした。私は中性として2:8 というバランスがまた絶妙。

もちろん、女ワークに参加する男性はある程度ワークやカウンセリングのセッションでトレーニングを受けてる方。問題は起きません。

男性は妻に言えなかった男の本音を妻と同じモラハラ被害者の女性に言ってみたり、聞いてみたり・・。そこで女性はモラハラ男の本音をやっと理解できたり・・・。

こんなことがどうして夫婦の間では語れないのか、モラハラやDVになってしまうのか・・・そんなことに気づいてもらうためのワークは「他己紹介」でした。

世間の家族ファンタジーからは程遠く、家庭は安全な場ではなくて、一番事件や事故の起こりやすい場です。それは知ってるようで知らない相手と暮らしてなおかつ、相互理解のための対話スキルもないし、役割意識でお互い縛られてて、逸脱することを批判し合う関係になってしまうから、問題が起こって当然。

というわけで、ワークの場では、役割意識、世間の常識、権力構造、などを排除し、場の安全を保つために、幾つかのルールを定めています。

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グループワークにご参加いただくときの お約束

安心で安全な場にするために

○  自分自身の体験や感情を語る。

○  他人の話や一般論、天下国家のことは話さない。

○  人の話は遮らない、最後まで聞く。

○  人の非難、批評、攻撃はしない。

○  会話時間や場の雰囲気を独占しない。

○  話す自由、話さない自由がある。

○  ワークの中で話された内容は一切口外しない、秘密厳守。

○  ワークの人間関係はワーク内のものとし、外部に持ち越さない。

○  アルコールを飲んで参加しない。

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このルールに基づいてワークを進めていくのがファシリテーターである私の仕事ですが、私はそのために参加者を指導したり注意したりというパワーコントロールは用いません。助言やお願いを基にした対話があれば十分ですが、ある程度キャリアのある参加者がいればその方達の作る場の雰囲気がそんな作業も不要にしていきます。

そんなワークで面白いなと思うのは、女らしく・・といった性役割意識と現実の自分の情動の不一致から生ずる悩みに対して、女でも腹たつし、暴力的な感情が抑えられない時ってあるよねって、言えること。

妻らしく母らしく・・・優しく愛情に満ちた自分ならいいけれど、実祭の自分は、イライラしたり腹立てて怒鳴ったり、無視したり、嫌味を並べてみたり・・ああっなんて自分はダメなんだろ・・・その自己嫌悪をワークの場なら安心して語れる、ちゃんと受け止めてもらえる。そんな私にもいろんないいところがあるよって気付かせてくれる・・・。そんな気持ちに男も女もないよね・・・と。

ワークの後は、たまたまやってきた方のお世話をするほどでもなくほっとくでもなく、グルナイ用の仕込みをしながらのおしゃべりの私。子供のおしゃべりを聞きながら台所で料理してるお母さんってところ。

そんなこんなで夜には夜でカップルカウンセリングは数時間のロングセッション。夫婦のすれ違いが相互不信や怒りにまで発展したら、一触即発。

ここに弁護士やらへんな支援者が入れば、いきなり戦闘、修復不能な争いに発展してしまいます。私は善悪でみませんしジャッジすることも有りません。基本、通訳であり、調整役です。お互いの平和とみんなの幸せのための修復的な支援をあれこれ。幸い、私はそのための様々なツールを持っています。

   とりあえず、晩御飯食べて心落ち着けてから(笑)

そのカップルカウンセリングが終わって、後片付けも済ませて帰宅したのは十一時半。ブラック企業さながらのハードワーク。でもね、みんなが幸せになってくれるから、私は嬉しくて疲れになりません。不思議です。