日本家族再生センター

理屈よりも気持ちだ・・・・対話の基本

一昨夜の男ワーク、満員御礼だったけれど、ファシリはテルさん。ワークのお題は他己紹介。

隣の人に自分の概略を説明し、隣の人はそのお話をもとにその人について理解しこと、感じたことなどをみんなに紹介します。

それぞれの他己紹介を聞いてわかるのは、状況だけでなくて、聞き手が感じたこと、考えたこともちゃんと語ると、紹介がよりリアルに感じられて面白い。

状況や考えだけではなく、その時の感情も伝えると、より伝わりやすいし、対話がスムーズに気持ち良くなっていきます。状況報告をレポート・トーク、感情を伝えるのをラポート・トークと言っています。

一般的に、泣くな、騒ぐな、めそめそするな、にやけるな、などと言われて育つ多くの男たちは、様々な感情に蓋をして、ないものにしてしまいます。これでは、気持ちを伝えることが下手になつて当たり前。

気持ちを伝えられないから、理屈だけで伝えようとして、かえって相手には伝わらな、という結果になってしまいがち。仕事ならまだそれでいいかもしれませんが、心を通わし、相互のいたわりや思いやり、喜びや悲しみなどの気持ちの分かち合いのためには、感情を伝える対話が不可欠。でないと心地よい家族にはなりません。

さすがに一昨日もワークに長年参加してる大先輩が多くて、気持ちのこもった他己紹介で、楽しく面白い時間となりました。DV男たちがたくさん集まっているのに、こんなに楽しく笑いに満ちたプログラムっていいのかしらん。

いいのです。心開くこと、その楽しさを感じることで、情動部分の刷り込みが書き換えられ、他者をコントロールしなくて済む心のゆとりを持つことができます。

知識だけで非暴力へとコントロールするプログラムでは、こうはいかないよねえ。そうそう、今度の日曜は京都は「ひとまち交流館京都」で朝九時半からメンズカウンセリング講座です。今回は主にカウンセリング実習としてロールプレイをたくさんやる予定。メンズカウンセリングに興味ある方はお気軽にご参加下さい。朝から晩まで一日参加で五千円です。ぜひー。