私のところにやってくる人たちで子供の問題を抱えている人は少なくありません。学校に行かない、勉強しない、ゲームをやめられない、いじめられる、食事しないでおやつばかり食べてる、暴力をふるう・・などなど・・。
ほとんどの親はそんな子供たちに対して、どうしていいかわからず困り果ててます。どこに相談に行っても、その場限りで、結局何も変わらない・・で、不安を抱えて私のところに来られます。「どうしたら子供を変えることができるでしょう、子供の将来が不安で、仕事もできない大人になったら・・・」などなど。
そんなお気持ちも状況も理解できる私は、そんなおやごさんに共感しながらも「子供の問題はあまり感じなくて、むしろ親の問題が問題のように感じますけれどね」と。「子供ではなく、ご自身が変わることが先のような気がしますけれどね、問題は子供ではなく、親や学校や・・多くの大人たちの問題のような気がしますけれどね」と。
とはいえ、私がなぜそんなことを言うのか、それを理解してもらうのは簡単ではありません。なぜなら、社会の構造、人々の意識、価値観、行動様式、いってみれば、当たり前と疑ってもみないことが問題だと言っても、それを理解し受け入れるのは、自分の人生を全否定することにもつながりますからねぇ。
人生とは何か、世界の現実はどうなのか、家族って何だ、ほんとの幸せって?いろいろと考えてもらって、それまで生きてた小さな世界から、もっと大きな世界を理解し、さまざまな可能性を考えていく・・そんな作業を重ねていくには数年という時間を必要とします。
学校に行くとか行かないとか、成績がどうだとか、そんなことが問題ではなくて、人として生き延びていくための人生の基礎ができているかどうか、ここが一番大切なことだけれど、人生の基礎って目に見えないことだから、多くの親はそのことに全く気づきません。そもそも親自身が人生の基礎ができてないから、こどもの枝葉のことで悩んでしまうのですからね。
人生の基礎・・・それは・・・自己信頼感・・自己効力感・・対人スキル・・コミュニケーションスキル・・幅広い思考・・柔軟な思考・・豊かな感情表現・・などなど・・点数で測れるものではないし、学校で与えられるものでもありません。けれど、これらが未成熟だと、いくらいい学校をでても、いい会社に入っても、幸せになるのはとても難しい・・むしろ、失敗を機に挫折したり、心病んだり、事件化したり・・。
そんな当事者のお話を毎日のように聞かせてもらう私ですから、それが、個々の家庭、子供の問題ではなく、社会の構造の問題であることがよくわかります。問題の本質もわかります。解決策もわかります・・けれど・・解決は簡単ではありません。
これから世界は大きく変わっていくような気がします。いい方向ではありません。混乱と破壊、不安と困難・・・などにあふれた世界になりそうな気がします。そんな未来が現実になったとしたら、成績とか学歴などは何の価値もなくなります。人として生きるための力・・人生の基礎・・その力がある人は、さまざまな困難を乗り越えて幸せを手にする可能性が高くなるのではないかと、私は考えるのですが・・・。
こんなこと書いてても、リアリティーを感じる人は多くはないのかも知れません。多くの皆さん・・いい人だし、ある意味純朴、単純で、疑うことを知りませんからねぇ。もちろん、善良で思いやりのある人たちだということも事実ですが。だから・・騙されてしまう。
でもね、悩んで困り果てて、私のところに繋がってこられた人はある意味ラッキー・・人生を書き換えるチャンスを手にしたのだものね。何年も私のところに関わっていれば・・ほんと人生が変わるし、世界も変わる・・そして幸せになる・・そんな人はたくさんいるんだけれどね。
私はね・・今、体調は良くなくて、歩くのが痛くて歩けないとか、息切れがひどくてきつい運動ができないとか・・体が冷えるとか・・・で最悪。一応ステージ4ですからねぇ。発症から四年ほど経過してるし・・。けれどメンタルは何の問題もなくて、日々を楽しんで暮らしてます。昨日も、息子のバースデー用のチョコスポンジを焼いたし、少し前には連れ合いのオーダーでいちごのケーキを作ったし。糖質制限で私はあまり食べられないのは残念だけれど・・。それに、私の身体を気遣ってメンテナンスしてくれる人もいるし・・まあ、大袈裟だけれど、日々、感謝と喜び・・感動に満ちた暮らしを楽しんでます。ありがたいことです。