昨日はメンズカウンセリング協会の三ヶ月に一度の認証研修会でした。会員が十名ほど集まって事例をもとに支援を学びあったり、リスクや成果を分かち合ったり・・一人で支援することのリスクを減らし、より良い支援にするための共同作業です。
この集まりが世間の事例検討会いわゆるケースカンファレンスと異なるのは、エライセンセがみんなを指導するという形にしていないこと。基本概念は相互認証であり相互扶助、相互成長であり、権力構造を持ち込まないということ。これはセラピストがクライアントから学ぶというスタンスにリンクするものです。
とはいえ、参加者がみなさんその辺り理解し、その価値観に基づいて場に臨んでいるかといえば、そんなことはありません。参加者にも認証カウンセラーがいたり、まったくまだ初心者という立場で参加する人がいたり・・場が理念通り育つているかというと、残念ながらまだまだ、というのが現実。私がこれまで、この場を育てることができてなかったということでもあります。
というわけで、これから多くのメンズカウンセリングによる支援ができる援助者を育てたいと思う私。昨日も、事例報告に関して主体的に事例報告を出すなり、事例に関する語りについて積極的に意見交換するなりして、よりよい支援ができるようはっぱをかけたつもりだけれどね。
で、参加者がこれまでに体験した支援についてもいろいろ語っていただいたけれど(みなさん大抵心のトラブルを体験している人たちだから)そんな世間の支援とメンズカウンセリングの支援とが大きく異なることも語っていただきました。
ほんとメンズカウンセリングはつぶせねーわ。(笑)