昨日は某知人の計らいで、広島地方の一企業の社内研修に、外部講師として、おしゃべりしてきました。主にモラハラに関する研修ということで、ポジション別に三コマの講義と、当事者に対する、個別相談ということで三セッション。
行きも帰りも新幹線だったけれど、広島地方といってもかなりの僻地になるので、新幹線も乗り継ぎになるし、新幹線駅から現地までも車で結高な時間がかかります。ですから、朝早くに出なくちゃならないし、帰りもかなり遅くなりました。
移動が結構大変だったけれど、企業内の研修ということで、私には興味深い体験として、いろいろといい学びをさせていただいたように思います。
その学びの一つに・・・普通の営利企業のように、権力構造で成り立っている組織の中で起こりうる様々な問題について理解できたこと、さらにその構造の中で良い対話をしていくことの難しさ、そして、私の力のなさ・・・などなど、いろいろ学びを得ることができたように思います。
まあ、私に力がないってことは重々承知だったけれど、その力のなさが再生センターの事業体としての活動を難しくしているってことね。セラピーそのものはどこよりも秀でてると自負するけれど、そのセラピーを行うための経済的裏付けが、まったく貧弱で、いいセラピー概念やら援助実践やらを世に伝えることが難しくなっています。残念なことです。
経営者・・法人の代表として、再生センターを社会の中で経済的にも遜色ないものに育てるってことが難しいんよね。
もちろん社会の様々な規範や概念が私の行うセラピーと矛盾することだから、かんたんではないつてことはわかるんだけれど・・・そんなこんなの企業運営の難しさやら、権力構造で成り立つてる社会のあれこれの組織の中で、極力権力でコントロールせずに組織を維持し非権力の組織を再構築していくかってことが、いかに難しいか・・
そんなことをチラホラ考えつつ、新幹線で雨の夜の京都に帰ったというわけ・・はぁー、おつかれさーん。と私に声かけする私でしたっとさ。