DV支援を真に受けてシェルター、弁護士、離婚に至る女性も少なくないでしょうけれど、離婚後に貧困やら子供の暴力、生活苦、再婚DV再発、など、離婚後もちっとも楽になれないという話はよく聞くところ。
かと言って、DVを受け続けるしかないと言ってるのではありません。DVは加害者だけの問題で、加害者から逃げたら問題解決するという理解が間違いだということ。
実際、あるケースでも、夫はこちらのプログラムで問題を理解し、自分の問題に向き合い、脱暴力化しつつあるのに、そのパートナーは弁護士を通してしか情報を流さないし、面会交流も、手紙も、拒否。一切の関係を遮断しようとしています。
その相手方の金銭要求に、子供の精神医療費とかその交通費とかも含まれていて、子供が不安定だから、面会拒否、全て、夫が悪いから・・と、問題を夫に転嫁して自分の問題には向き合おうとしていません。妻さんが一方的に逃げて、父親に合わせない、という状況なら子供は不安定になるわいな。
その妻さんも調停やら弁護士のコントロールで、ますます不安が増大し、冷静な判断ができなくなっているのでしょうねえ。子供はますます不安定になってそのケアがさらに負担を大きくするという悪循環になってるのでしょうねえ。バカな話だけれど、こんなケースを見聞きすることも少なくありません。
私は基本、善悪で語りませんし、加害者被害者とラベリングして分離、遮断という支援は行いません。緊急時にはもちろんシェルターでの分離を行うこともあるけれど、被害者を保護することもあれば、加害者を分離することもあります。何れにしても、双方の納得であり、不安が高じないよう、間に私が入り、連絡調整していきます。
分離している間に双方に対して自分の問題と向き合うべく、ワーク参加やカウンセリングを受けていただきます。生育や夫婦関係における傷つき、認知の偏り不安や執着の問題を終わらせ、自己受容、自己決定、自己責任の可能な主体的な自己概念の再構築を目指してもらいます。
そんな作業を行いながら、カップルカウンセリングなどで、夫婦の最善の関係を模索していただくことになります。結果、修復的離婚になるのか、別居家族、週末家族になるのか再同居、家庭内別居になるのか・・選択肢は多様です。何れにしても大切なのは、相互の安心安全が確保され、子供の養育に関して共同責任が持てる様に相互理解を進めることです。相互の安心や安全、子供の養育責任の共有がないところで、別居しようが離婚しようが、何も解決しません。なのにねぇ、離婚したら解決すると思い込んでる人がほとんど・・・ほんと弁護士や相談員も含め、DV支援の皆様も、マスコミに踊らされる国民の皆様も、ほんとバカ。
不安といえば、今新型肺炎で大騒ぎ・・・不安に駆られて、マスク買ったり手洗いしたりまてはいいけれど、外出しないとか、人を差別するとか・・人々のパニック行動そのものが問題です。
冷静に考えて・・・確かにウイルスは危険性はあるけれど、感染率やら発症後の死亡率やら考えたら、年寄りやら幼児、病弱な人はハイリスクだけれど、健康な方ならさほど恐ることはないと思うけれどね。
例えば交通事故で年間一万人程度? 自殺で統計上は二万人少し(実数はその10倍)となると、毎日、数百人が不本意に死んでるわけで、その死体を一週間集積したらすごい映像になるでしょう。この死亡リスクについてはマスコミは一切報道しませんから、人々の意識にはないのも同じ。
自分にとって何が危険か、その危険を回避するにはどういう方法があるか、この辺りを冷静に判断するのがリスクマネジメントです。リスクマネジメントもなく、善悪、白黒で決めつけて、排除すればいいとするのは不安に駆られた不適切な行動。その行動こそがリスクを高め、思わぬ事故やら病気やらを引き起こしてしまいます。
DVでもウイルスでも同じこと、問題は不安です。不安に駆られた不適切な判断です。でもねえ、人の不安を煽ると金になるやつらが大勢いて、そいつらがバカな国民を騙して大儲けしてるんよね。カモられる前に、私に連絡してねー。
そんなこんなで、昨日も揉めてる夫婦の調整役のようなカウンセリングを二件行ったし、職場での対人関係に関するカウンセリングを一件行いました。多少時間もあったので、久々にイチゴケーキを作りましたとさ。