日本家族再生センター

人生の意味・・・

不安や困難を感じておられる方の認識は、その原因は自分に関わる状況にあると考えておられます。自分の価値観や期待とは異なる現実に対して、自分の思い通りにならないこと、思い通りにできない自分に、違和感や不安、怒りや悲しみを感じておられて、その現実をなんとかしようともがいている方がほとんど。

いうことを聞かない子供を虐待したり、いちいち言い立てる妻にカッとなって暴力を振るったとか、別れたいと言っても別れない夫から逃げ、弁護士を立てて争うとか・・。こんな時、多くの人は、相手や状況に意識が向いていて、自分には向いていません。

私の仕事はそんなクライアントの希望に沿って一緒に状況を変えることではなく、クライアントの不安や困難の原因をクライアント自身の認知や情動に求めるよう促し、クライアント自身が変わることで、問題を終わらせ、不安や困難から解放される、そのお手伝い。

で、状況の問題がひと段落ついたところで、新たな問題が出てくることも多いのですが、それは、なんのために生きているのか、とか、自分の存在の意味は何なんだろうかと、少々、哲学的な悩みになっていきます。

 

昨夜のシェルター定食はオムライスハンバーグ定食

というわけで・・・昨夜の女と男のワーク、出足は悪かったけれど、結局女三人、男三人に私、七人の集まりとなったけれど、お題は「エピソード・ワン・・ビフォー&アフター」というもの。

暴力やら離婚やら、大きな出来事の前と後で、それぞれ何がよくて何が悪かったか・・整理してもらって、みんなでシェアするというもの。ワーク参加者だから、みなさんそれぞれ大きな出来事を体験した方たちばかりだけれど、渦中にあるのか、乗り越えて何年か経っているのか、で大きく異なるのは当たり前。

離婚は大変だったけれど、それ以来、ワークやカウンセリングで自分と向き合い、自然に自分が変わっていけたみたいで、今は、素敵な方ともお付き合いできてるし、日々、自分らしく仕事し、暮らせてる自分がいて、今では離婚できたことや、離婚まであれこれ付き合ってくれた元妻に感謝の思いがある、とのことを話された方もおられました。

不安や困難、それを感じているのは自分であり、なぜ自分がそれを感じるのか・・自分を俯瞰したり、他者の視点でみたり、その思いがどこからやってきたのか・・過去の体験をひもといてみたり、未来の妄想に委ねたり・・、あれやこれややっていく中で、状況にしがみついている自分を捨て、価値観から解放された自分を再構築することも可能です。

フランクルが言うのに、どんな体験からでも人は人生の意味を見出すことは可能であり、そのためには人生が自分に何を問うてるのか考えよ、ということらしい。そのためには自分一人で考えるというより、物語を分かち合う他者、自分の心を映し出す他者の存在は不可欠。

困難の意味や、自分の存在の意味は、他者との関わりの中でしか答えは見つからないということ。また、その答え、一人一人の答えがそれぞれ正解で、どれが正解というものでもありません。自分の意味は自分で見出すしかないのです。それには他者が必要という、これまたパラドックス。

私は、この歳になって、ますます、人生が面白く喜びや感謝に満たされているけれど・・不安はなにも感じないんですよねえ、不思議と。この喜びをみなさんにもおすそ分け・・できたらいいなと。

で、今日は、カウンセリングも一件だけで、天気もいいしほんと久しぶりにゆったり気分で・・・・お買い物にいったのは百均のお店。

いろいろみてると、あれもこれもと、ついつい買ってしまって千円を超えました。もちろん日常に必要な雑貨で、無駄ではありません。

シェルター定食も、暇にまかせて、手間かけたメニューを。てんぷら、湯豆腐、霜造り定食。

やっぱし、日々の楽しみ・・・人生には不可欠。美味しいものもね・・・私はあまり食べないけど、作って食べてもらうのが何よりの楽しみ・・