日本家族再生センター

家族(意識)からの自由

昨日の女ワーク、スカイプ参加も合わせて七人の集まりとなりました。お題は半年ぶりの自我同一性(アイディンティテイー)の達成度チェック。

現代の子育て「あるがままのあなたでいいよ」とのメッセージは出せないまま、頑張れ、負けるな、逆らうな、努力、忍耐、ばかり子供に伝えてしまいます。

子供は常に不安を煽られ、自己肯定感は育ちません。不安から逃れる為に、頑張って努力を評価してもらえたり、いい子を演じて可愛がってもらったり・・・要するに親や世間の大人たちの価値観に従うという価値観が心に染み込んでいきます。

そこでは「私のあるがままでいい」との思いにはならず、どこかに所属したり誰かに評価されることで自分を支えるアイディンティテイーになってしまいます。結婚したらいい母、いい父、いい妻、いい夫の家族役割で自分を支えようとします。

けれど、仕事にしても家事育児にしても、どこかで学んだとおりに行くはずもなく、うまくいかなくなった時に相手の理解や協力がないからと、問題を相手に転嫁してしまいがち。

このあたりのことを理解するのに、自我同一性達成度を確認するのもひとつ。自分とは何者か、そのあたりのゆらぎがわかれば、ワークの仲間と対話する中で、問題の本質的理解にも思い至ります。

で、チェックしてみると・・やはりみなさん、自我同一性未達成です。いわゆるアイディンティテイーが確固たるものになっておらず、人の意見や状況の変化でゆらゆら揺らいでしまってて、それは本人にとっては悩みや不安、迷いや混乱という心理状況として表れます。

状況はどうあれ、自分は自分でいいんだと思えた時に、不思議と状況も楽になっていきます。なかなか説明しづらいことだけれど、家族役割意識から解放された時に、お互いの「ねばならない関係」から「ありたい関係」に対話が進みます。それは夫婦でも親子でも。

たしかに参加者の一人は、夫や親に、自分の思ったことをアサーティブに語れるようになって、家族の関係が変わって、今は楽に暮らせてるとのことでしたが、その方、自我同一性も達成されていたようでした。

けれどそんな心理状況に至るには、何度も何度も自分と対話し、ワークの仲間とも対話し、そして家族とも対話したようで、それなりに時間は必要だったとのこと。いくら一人で思い悩んで、自分を責めても相手を批判しても、解決の道には至りません。

そんなこんなを分かち合えた、昨日の女ワーク・・・の後のランチは・・

 

ベーコンとパプリカのパスタ