日本家族再生センター

認知を変えるっていうけれど・・・

昨日はちょー多忙な一日でした。電話での相談も含め、カウンセリングが五件になったし・・・。初めて来談された方もおられるし、久々にしんどくなられた方、いつもながらに自分の思考パターンから抜け出せなくて辛い思いにとらわれている方・・などなど。

確かに状況の問題もあって、困難な状況を乗り越えるスキルや知識を必要とされる方も多いけれど、状況が変わってもしんどさや困難からなかなか解放されない方もおられて、そんな方は私の支援に繋がっていれば、状況の問題より自身の認知や行動パターンに問題があることにも気づいていかれます。

けれど、自分の無意識レベルでの認知やら行動パターンはなかなか意識化するのも難しく、変化していくのも大変。援助者のアプローチも簡単ではありません。

そんな方に単に知識を教えるだけではあまり意味もありません。むしろ知識はほどほどにすっ飛ばして、身体感覚や、感情レベルでの作業の方が有効性が高いように感じます。

DV男たちが笑いながらお喋りしてたり、料理にあたふたしてたり、という一見、無意味そうなシチュエーションの有効性です。

私が加害者に甘いとか、反省の態度が見られない、とか批判されるところですが、加害者に厳しく説教したり知識を伝えるのは実は簡単なこと。それは、援助者の自己満足にはなっても、真に加害者が脱暴力するにはあまり有効性があるとは思えません。

そんなこんなで、状況の困難というより認知の問題に思い至っている当事者の方たち、私の支援で少しずつ力をつけてくださっていますが・・ふとしたことで、フラッシュバックしてパニックになったり、どんと落ち込んだり。そんな時に私との対話を求めてこられます。それで事故になったり事件になったりすることも防げます。

そんなこんなで、いろんな出来事で転んだり立ち上がったりしながら少しずつ成長していかれます。私の支援を必要としなくなるのはまだ先かもしれませんが、私も焦らず一緒に歩んでいく中で、私自身も力をつけていきたいと思います。

 

昨夜のディナーセラピーは長年のマイナス思考回路の暴走を止めることだったかな。鶏照り焼き定食が心と体をしばし癒してくれたようです。

さてさて、今夜は男ワーク、ファシリは私・・今夜はなにしよっかな。